龍波の還暦パーティの日。雄太たちは「No.12」のビデオテープを持参し、健人と龍波の前に現れる。
龍波がその場を離れたところで、雄太は、根本を使って自分たちを監視していたのは健人ではないかと問う。
さらに白馬は、黒江の婆さんとの土地買収が決裂した日の映像を見せ、この3日後に起こった放火で黒江の婆さんが亡くなったと明かした。
雄太は、当時、恵子からこの「No.12」を託されたマチルダが警察を信用できず、健人と、健人の大学先輩で新聞記者だった龍波を信じて、告発の相談をしたのではないか、と語る。
だが、健人らは加賀見に懐柔され、告発を握りつぶした。そして、口封じのためにマチルダを殺し、沼に沈めたのだ、と。
かつて「ジャーナリズムは第三の権力」と語っていた健人に対し、雄太は、再開発計画の背後に政治と金の問題があったと訴える。
加賀見と結びついた龍波と健人が、出世して地位を築いた事実を指摘し、正雄が市役所を辞めたのも、不正を知っていたからだったのではないかと語りかけた。
肇と紀介にも、思い当たる節があった。肇は、当初自分の親は再開発計画に反対していたと記憶している。
だが、しばらくすると父・努(加藤雅人)は、正雄やコンサルタントの望月学(三浦獠太)と景気よく酒を酌み交わし、ビデオカメラを買ってみせた。そのカメラで映画を作って喜んでいた肇…。
紀介は当時、母・祥子(上野なつひ)から、中学卒業後はどこでも「行きたい学校に行っていい」と言われていた。誰もが欲望を追い求めていた時代、親たちも金に取り込まれていたのだ。
雄太も兄が敷いてくれたレールに乗って、兄の仕事を引き継いできた。3人は、自分たちも知らないうちに、再開発の恩恵を受けていたことに気づく。
健人は、雄太の家族を脅したのは自分ではないことと、根本を使って監視させたのは、雄太たちに一線を越えさせないためだったと明かす。さらに、古い映像だけでは何の証拠にならず、すべては空想だと諭し、その場を去った。
鶴見巡査(濱尾ノリタカ)のメモをヒントに実行犯と対面する
「ガンダーラ珈琲」に戻った雄太たちは、これまでの調査を見直していく。
すると紀介が、マチルダ殺しの実行犯とされた竿竹売りの鳥飼久雄(村上航)は、当時足を悪くしていたはずだと指摘。1人での犯行が難しいとなれば、共犯者がいるのでは、と思い至る。
そんなところへ、鶴見がきて、「多胡秀明」という名前と電話番号が書かれたメモを残していく。雄太たちはメモを頼りに、多胡秀明(梶原善)と対面することに。
多胡は、鳥飼も所属していた「白狼会」に取り入るため、自分が黒江の家に車で突っ込んだと明かした。
やがて3人は、多胡がかつてのチンピラ・八郎(佐久本宝)であることに気づく。八郎は一時、事故で死んだという噂が広まったが、それは人違いだった。
雄太は、マチルダを殺したのは誰か、とストレートに聞くが、多胡は「知らない」と言って立ち去ろうとする。
そこで、肇がマチルダの事件は立件されておらず、捕まることもない、と言って金を握らせると、多胡はあっさり自分が殺害して沼に埋めた、と認めた。
雄太は怒りをあらわにするが、肇と白馬に制止されてなんとかこらえる。だがその瞬間、紀介が八郎を殴り飛ばし…。

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