ゆずはキッチンカーを舞台に、たそがれステイツの住人たちが出演する短編映画を作ることに。カオスながらも笑顔が絶えない現場を、てきぱきと仕切るゆず。

撮影した動画を、さっそく奈央と志保に見てもらうことに。動画を見た2人は、涙ぐんでゆずに感謝。そんな2人に、ゆずはかつての親友のことを打ち明ける。

ゆずにはゆかという親友がおり、映画監督を志したのも彼女の影響だった。ある日、ゆかはゆずのことが好きだと告白。それが友人としてではなく、恋愛対象としてだと知り、驚いたゆずは彼女の手を振り払ってしまった。

彼女を傷つけてしまい、ゆかとはそれ以来会っていないというゆず。泣きながら思いを吐露するゆずを、奈央と志保は優しく慰める。

渉(北村有起哉)とあん(仲間由紀恵)は昼食をとりながらそれぞれに過去を思い出す

別の日、渉から大事な書類を会社まで届けてほしいとのメッセージを受け取ったあんは、渉の会社を訪れる。

渉は会議中でデスクにおらず、あんは渉の部下・山崎(高田夏帆)に書類を渡す。しかしその書類は特に重要なものではなかった。

会議が終わるのを待つ間、お互いに渉から聞いている話を伝え合うあんと山崎。渉は山崎に、本当はあんが働いたほうがいいのではないか、と話していたという。

長引く会議を終えた渉は全速力でオフィスに戻り、あんと一緒に社員食堂で定食を食べることに。会社に来た妻と昼食を食べることが憧れだった渉は、離婚したらできなくなることをやってみていると言い、あんは苦笑い。

2人はそれぞれ、過去の出来事を思い出していた。渉の就職が決まったとき。あんが妊娠し、仕事を辞めることになったとき。渉が営業に異動になったとき。あんの育児が限界を迎えたとき…。それぞれの思いを抱え、定食を食べる2人。