今度は避難訓練だと来賓を安全な場所に誘導するチーム碇の面々。由起子は黒木にも避難を呼びかけるが、黒木は「楽しませていただきますよ」とニヤリ。

一方、あかつきを止めようと操船に挑んでいた碇は、船内から物音がすることに気づく。碇の手で礼子が救出される様子を、危険を避けるために現場を離れつつある漁船から見守ることしかできない日下部。

解放された礼子は操舵室に向かうが、田淵が礼子に向かって発砲し…!

礼子(山下美月)の急旋回で碇(佐藤隆太)が海に投げ出される…!?

碇はギリギリのところで田淵を取り押さえたが、観閲式の会場への衝突を避けるために礼子があかつきを急旋回。その衝撃で、碇が海に投げ出されてしまう。

水恐怖症でパニックに陥った碇に救いの手を差し伸べたのは、礼子。碇は、「何度落水しても私が絶対に引き上げます」という礼子の言葉に落ち着きを取り戻していく。

最悪の事態は免れ、碇も軽症で済んだが、警備艇が乗っ取られた事件は大きく報道され、責任を感じた礼子は猛省。碇は命の恩人だと感謝を告げ、礼子を励ました。

改めて自分の置かれていた危機的な状況を噛み締める礼子に対し、ピンチにいち早く気づいた日下部にこそ感謝するべきだと助言する碇。しかし、礼子は日下部に対して素直になれず、日下部は自分の無力さを痛感する。

その後の調査により、黒木が「上条謙一」と名を変えて代表を務めている人材派遣会社に、田淵が登録していたことが判明。しかし碇は一度気持ちを切り替え、介護施設の連続毒殺事件の解決に集中することに。

連続毒殺事件の容疑者が「エンジェルとよす保育園」の3人に絞り込まれるなか、捜査一課では事件に使用されていた毒物を採取できるチョウの幼虫を飼育していた給食スタッフ・本田麻友(市原茉莉)を容疑者と断定。

その情報を得た日下部は、碇たちに無断で保育園へ向かう。