全日本フィギュアスケート選手権で、ミラノ・コルティナオリンピックへの出場を決めたペアの“りくりゅう”こと三浦璃来選手(24)と木原龍一選手(33)。
しかし、12月20日のショートプログラム直前の6分間練習で三浦選手にまさかのアクシデントが発生していました。
三浦璃来選手:
脱臼した!脱臼した!戻して…
(戻してもらい)ありがとうございます。
左肩を脱臼。
応急処置を受けすぐリンクに戻った三浦選手ですが…、その舞台裏を捉えたカメラには緊迫の時間が映っていました。
左肩脱臼の緊急事態 声かけ続ける木原選手「できることにフォーカスしよう」
バックヤードでの三浦選手は、かなり不安な表情。
三浦璃来選手:
もし演技中に(肩が)外れたらどこを押せばいい?自分で治す。
トレーナー:
ここをガンッって、こっちに。
木原龍一選手:
大丈夫、外れない。俺が引っ張らないようにする。
ケガすることにフォーカスしない。できることにフォーカスしよう。それだけのことをやってきた。自信持っていこう。
絶対に大丈夫だから、そんな顔しない。強い顔して。
俺が絶対そこはコントロールする。
木原選手は滑走の直前まで声をかけ続けます。
木原龍一選手:
できることを信じよう。絶対できる。絶対(肩は)外れない。
ペアを組んで5年、三浦選手を励まし続けた木原選手。
応急処置を受け強行出場した2人は、オリンピック代表がかかった大一番で魂の演技を見せました。
