Q乳がんは圧倒的に女性がり患する割合が多いですが、百々果さんに対して心配はありますか?

アンナ:
私が「あれっ?」って違和感に気付いた時点ですでにステージ3a。
前年に人間ドックを受けても異常はありませんでした。たまたま写らなかったのか、人間ドックの翌日にボコッとできたのかもしれないし。気付きづらいタイプのものみたいです。
私も乳がんになっちゃったので、百々果もなる可能性が高いですよね。食べてるものとかも一緒だからね。
百々果:
もし自分がママの立場だったら、異変を感じたら怖くて病院へ行けないと思います。自分ががんって言われたらもう、多分ずっと泣いてると思いますし、抗がん剤も出来ないと思います。もう怖くて怖くて。
でも、ママは前向きに取り組んでいて、その強さを再発見しました。
アンナ:
もし(実際に)がんになったら、たぶん何かが(自分の中で)変わるから。当事者になると絶対にマインドが変わります。だからみんなやりますよ。私が特別なことをやっているつもりはないです。
あとは、私の場合はSNSをやっていて一つの投稿に3時間かけて書いたりするのですが、その過程で自分の考えや心が整理されていく。言葉で表現することが自分を奮い立たせてくれて、同時に誰かに希望を与えられる。それが私を支えてくれたことの一つなんですよね。

Q最後に、アンナさんが結婚されると聞いて、どう思いましたか?
百々果:
「結婚する」と聞いてビックリしたけど、私はすごく嬉しかったです。
前からずっと「ママが結婚するとしたら、その人はイメージ的に髪の毛がグレーな感じでレザージャケットで、ワイルド。普通の人では無いよ」って言っていたんですよ。
そしたらよっちゃん(夫・世継恭規さん)が現れて、「完璧!この人だ。そう、そう、そう!」ってなりました(笑)。
アンナ:
(家族は)私に「もうお願いだから結婚して、お願いだから彼氏を作って」とずっと言っていたんだけど、私は「いらないって言ってるでしょ。もううるさい!私はいいの、もう1人で」ってずっと言ってたよね。
でも結婚する時にわかったんですが、「私は強がってたんですね」って。
10日で結婚になって、家族ももちろんびっくりしたし、ちょっと最初ついていけなかったよね、みんな。
でも、本当に喜んでくれました。
※本記事は個別の診断・治療を示すものではありません。体調に不安を覚えた際は、必ず医療機関にご相談ください。