新しく生まれた言葉や、時代とともに変化する言葉の使い方。

こうした言葉が実際どれぐらい使われているのか?文化庁が、今年も調査を行いました。

「写真を写すときなどに、きれいでおしゃれに見える」といった意味で使われる「映える(ばえる)」。

全世代の50.4%、約半数の人が使っています。

「心が揺さぶられる感じがする」といった意味の「エモい」を「使うことがある」と答えたのは、全体で17.8%。20代以下では6割以上が「使うことがある」と答えています。

そして今回、初めて調査されたのが…「SNSの普及が日本語にどう影響するのか?」。
約9割の人が「影響があると思う」と答え、具体的な影響で最も多かった答えが「略語が増える」でした。
SNSの普及で使用増加 新語・略語
実際、どのような略語が使われているのでしょうか?『サン!シャイン』は街頭調査を実施しました!
皆さんは新語・略語、どこまで分かりますか?
「チャットGPT」→「チャッピー」

10代:
「チャッピー」。「チャットGPT」の略。困ったらチャッピーに聞こうかなって。チャッピーに聞いてみればなんとかなるかなって感じです。
――「チャットGPT」って言わない?
長いから。チャッピーで。

対話型生成AIの「チャットGPT」は「チャッピー」というかわいい略語に。
推し活などをしている、若者たちの間では…。
「ビジュアル」→「ビジュ」

20代:
「ビジュ」がいいも聞きます。ビジュアルがいい。
――使いますか?
します。きょうも使いました。推しがカッコいいいなって友達と話す時に「ビジュがいいね」って使いました。
他にも、アルバイト先では…。
「バイト終わり」→「バおわ」

10代:
使います、めっちゃ。友達のラインがたまってて、バイト終わった後に連絡するときとか「今、バおわ」とかめっちゃ言う。
「仕事終わり」→「しごおわ」

20代:
「しごおわ」。「今、しごおわ」。全然言う。
こうした略語にはどのような特徴があるのでしょうか?
Z世代のマーケティングに詳しい専門家は…。

僕と私と 今瀧健登代表取締役:
X、インスタグラムでも簡単な言葉にされていくので、簡単じゃない言葉を使うことが減っていく。シンプルに文字を早く伝えやすい、文字数が少なく伝えやすいというのがあると思うんですけど。
他にも、街で聞いた新語・略語にはこんなものがあります。

「メロい」…メロメロにさせるほど魅力的
例文:
鉄矢の笑顔まじメロい!

宮澤智アナウンサー:
武田さん、こんなふうに言われたらどうですか?

谷原章介キャスター:
ちょっと照れてます(笑)。
SPキャスター 武田鉄矢氏:
照れるよ~そりゃ(笑)

「ヤコバ」…夜行バス
例文:
おさむヤコバで爆睡ワロタw

鈴木おさむ氏:
いいじゃねえかよ(笑)。
見てて笑ったってことですね、僕を。
宮澤智アナウンサー:
見ていて笑った、めっちゃ面白い、みたいな感じの意味ですね。
これらを使った例文がこちら。
「バおわで見た推しのビジュ良すぎてまじでメロかったからガンダでリリイベのチケ取ってヤコバの中でモバ充で充電しながらチャッピーとやりとりした」

宮澤智アナウンサー:
恭子さん、こちらの意味はいかがでしょうか?
佐々木恭子アナウンサー:
いま、日本語聞かれてるんですよね?(笑)
これまで出てこなかった言葉だと…「モバ充」は分かりますよ。「モバイルバッテリー」。おさむさん助けてください!「ガンダ」とか全然ピンと来ない。
鈴木おさむ氏:
「ガンダ」はガンダッシュみたいな?急いで走る。

谷原章介キャスター:
「リリイベ」は「リリースイベント」じゃない?リリースイベントのチケット。
佐々木恭子アナウンサー:
あ、チケット。

正解は…
「バイト終わりに見た好きなアイドルのビジュアルが良すぎて本当にメロメロになったから急いでリリースイベントのチケット取って夜行バスの中でモバイル充電器で充電しながらチャットGPTとやりとりした」
でした。皆さんは、どこまで新しい略語、分かりましたか?
(『サン!シャイン』2025年9月30日放送より)