愛実が一人暮らしの部屋の契約を終えた直後、川原洋二（中島歩）が訪ねてくる。川原は結婚の話は白紙にしてほしいと愛実に告げ、カヲルのケガは自分のせいだと打ち明けた。
ケガの理由を黙っていたカヲルのほうが自分より愛実のことを思っていると話す川原に対し、愛実はカヲルに心を奪われていながら逃げていた、と告白。
カヲルの元へ行くことに消極的な愛実を川原は強く後押しし、自身はまったく愛実のことを愛していなかったと断言する。
愛実（木村文乃）に会いに行くカヲル（ラウール）だが…
荷物を取りに実家へ帰った愛実は、誠治と対峙。パジャマ姿でぼんやりと座っている誠治に、愛実は川原と婚約破棄したこと、これからは誠治の思い通りには生きられないことを告げ、尊敬と感謝の気持ちを伝えた。
カヲルが寝たふりをしている間に、寮を出て行く竹千代。1人になったカヲルの部屋を、川原が訪れる。
驚いてドアを閉めようとするカヲルに、川原は愛実の新しい住所を教え、愛実と破局したと話すが、カヲルから住所が書かれたメモを押し返され、激しく発破をかけた。
屋上でメモを見て思案するカヲルは、室外機に「ファイト！」と書かれているのを発見。それは愛実がカヲルに宛てたメッセージだった。
カヲルは覚悟を決めて愛実の家を尋ねるが、入れ違いで愛実は買い物へと出かけてしまう。
愛実のことを思いながら、近くの公園で寝そべるカヲル。買い物を終えた愛実は、同じ公園の離れた場所に座ってアイスを食べ始める。
通り過ぎる少女と挨拶を交わす愛実。その声に気づいたカヲルが身体を起こすと、そこにはアイスを頬張る愛実の姿が。愛実もカヲルの驚いた声を聞き、その存在に気づく。
歩み寄り、笑顔で再会を果たす2人。はしゃいで笑い合う2人を、穏やかな空気が包んでいた…。
