乾と小山内は、スナックに潜入。沖野と思われる女性・江波が触ったトングを回収する。しかし、指先に細工をしているのか、指紋は検出されなかった。だからこそ、彼女が沖野である可能性は高い。
二階堂は確証を得るためにも、DNAを特定する髪の毛などがほしいと、小山内にスナックへの単独潜入を指示した。

江並(=沖野/黒谷友香)の家で目覚めた小山内(井内悠陽)は任務を遂行
スナックで江波のDNAを手に入れようと奮闘する小山内だったが、酔い潰れてしまう。しかし、目覚めるとそこは彼女のアパートだった。

とっさに部屋を見渡し、ブラシについている髪の毛をポケットに入れる小山内。
朝食を食べながら話をするうちに、変装が趣味という共通点があることを知る。「コスプレで自分の世界を広げたい」と言う小山内と、「変装は自分を消すため」だと話す沖野。2人は少しだけ心を通わせた。
DNA鑑定の結果、採取した髪の毛は沖野のものと判明。二階堂は、殺人罪で起訴するためにも木田の遺体を確認したうえで逮捕に動くべきだと西条巧(玉山鉄二)に提案し、岡山県警OBの込山喬司(近藤芳正)を助っ人に呼ぶ。
込山は沖野を12年間追い続け、この春で刑事を引退したベテラン。
彼は次々と皆にニックネームをつけていく。小山内は「コスプレ刑事」、関口は「アイアン」、水上は「リーチ」、森園は「ウラカタ」、乾は「ラガー」、そして二階堂は「ボス」。

そんな込山元刑事と連携した沖野の逮捕作戦がスタートした。
作戦通り、込山はさりげなく、偶然を装って沖野と接触。逮捕するつもりはないと話し、連絡先の交換に成功する。
あと2日で沖野を吐かせると自信を見せる込山。すると、沖野から電話が入り、喫茶店に呼び出された。

「もう、逃げるのは終わりにしようかなと思って」。「出頭するなら、付き添ってやるよ」。そう言い、込山は遺体の場所を聞き出す。
教えられた山に向かい、込山、水上、森園、関口が辺りを掘り進めるが、遺体は出てこない。水上たちが諦めるなか、込山は1人で戻りもう一度探そうとして…。