一方、森園、小山内は劇団員たち人質のための食料を持ちこむことを口実に、中の様子をうかがう。森園は、その際にわずかに見えた犯人の姿から似顔絵を描いた。

彼女は昔、この劇団にハマっていて、資料として過去の公演DVDを持参。二階堂は1枚を手に取り、裏面のクレジットを確認して…。

最後の公演は中止か…悔しがる劇団員のため立ち上がる関口(杉本哲太)

劇団は今夜の公演を最後と決めていて、ネットで生配信もする予定だった。悔しがる劇団員たちを見た関口は、7時から配信だけでも上演できないか犯人に交渉。しかし、8時半までに総理を連れてこなければ人質を殺すと脅される。

犯人は興奮して発砲し、耳をケガしてしまう劇団員。乾は一刻も早い突入を迫るが、二階堂は首を縦に振らない。

すると突然、犯人は「生配信をやれ」と言い出した。

関口は出て行けと言われるが、劇団員たちを見捨てて逃げるような卑怯なまねはできないと固辞。生配信の準備が進められるなか、関口はケガをした劇団員から、代わりに舞台に出てくれないかと頼まれる。

最後に棺桶から出て「…さて、始めますか」というセリフを言うだけだから、という話を聞き、関口は悩みながらも引き受けた。

捜査拠点に、西条が差し入れを持ってやってくる。

まもなく7時。劇場の隣のビルに向かう乾を水上が追う。すると乾は、掲示板に貼ってあったチラシを水上に見せた。

7時から10分間、セキュリティが止まる。乾はそのタイミングを狙って窓や屋上から突入を試みるが、水上に阻止されてしまう。

いよいよ7時。劇団の公演の配信がスタートした。

客席には犯人がいる。ドラキュラの格好をして、棺桶の中で出番を待つ関口。捜査拠点では、二階堂たちが配信を見ていた。そこで二階堂は違和感を覚える。