7月13日(日)の『ボクらの時代』は、磯村勇斗さん、藤木直人さん、迫田孝也さんが登場しました。
7月クールのドラマに出演する3人。磯村さんは、7月14日(月)スタート!の『僕達はまだその星の校則を知らない』(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜22時~)で主演。7月9日(水)にスタートした『最後の鑑定人』(毎週水曜22時~)では、藤木さんが主演、迫田さんが共演しています。
藤木さん、迫田さんとはこれまでに接点がないという磯村さんですが「お2人と話してみたい」とリクエストし、今回の鼎談が実現しました。
本当に“いい芝居したもん勝ち”なのか!?

俳優としての在り方について話が盛り上がると、藤木さんは「役者は、結局はいい芝居したもん勝ちみたいなところがある。どんなに性格がひどくても、行動が悪くても、カメラの前でいい芝居したやつが勝ちともいえる」という一方で、「連ドラは、どうしてもスケジュールに追われる部分があるから、好きなだけ撮っていていいわけじゃない。制約がある中でやるんだから、現場が止まらないようにすることも大事」と語りました。

磯村:「現場を止めない」というのは、言われたことがあります。「現場は、絶対止めるな」って。
藤木:うん。
磯村:「現場を止める前に、事前に話した方がいいよ」というのは、やっぱり(言われる)。

迫田さんから「止めたことはある?」と聞かれると、「1回ありました」と磯村さん。台本上では納得していたシーンが、実際に現場で動いてみると成立せず、「そのときだけは、何やってもうまくいかなくて。監督も悩み始めちゃって、みんな悩んで、雨も降っていて。2時間くらい時間使っちゃったんですよ」と述懐。
磯村:そこからその現場は、何かあると事前に監督に「話、いいですか」って(時間をもらい)、全部(の疑問を)消すようにしましたね。
藤木:でも、譲れないときは、やっぱり止めてもいいんだとも思うのよ。
迫田:うん。
磯村:そうか。
藤木:いい作品にするために、腹くくって。全部が全部ということではないと思うけどね。
磯村:確かに、それはありますね。(2人に)止めたことはないですか?止まったこととか。
迫田:藤木さん、いっぱいあるんじゃないですか?

藤木:なんでだよ(笑)。
迫田:いや、遭遇したこと。藤木さんが、じゃなくて(笑)。
藤木:遭遇したことね。
磯村:確かに、遭遇はありそうですね。
藤木:もう単純に、ここの芝居がなんだ、じゃなくて機嫌が悪いから出てこないみたいな。

磯村:わははははは。
迫田:(笑いながら、頭を抱えてしまう)。
藤木:それはもう、全然、クリエイティブじゃない(笑)。
磯村:それは、違いますね。
藤木:そうなのよ。でもそれこそ、カメラの前でいい芝居したら、その人の勝ちなわけよ。
迫田:まぁ、それでもね。
磯村:そういうことだよな。
藤木:最高の勝負は芝居になっちゃうから、そこで強い人が、もう何を言ってもいいわけよ。
磯村:まぁ、世間的にはわからないわけじゃないですか、裏側は。その、視聴者さんには…。

藤木:(身を乗り出して)今は、わかるけどね(笑)!
迫田:わははははは。

磯村:今はもう、わかっちゃいますけど(笑)。
3人は、この点について「スタッフさんたちには、すぐに広まる」「SNSで何でも言える時代になった」と笑い合いました。

『ボクらの時代』2025年7月13日放送より
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