詐欺の最新の手口と詐欺に遭わないための心構えについて考えました。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。
今回は、「ここまで来た!詐欺の最新手口と対策」というテーマでMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、川村エミコさん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんが話し合いました。
「白い靴を12足買いましたか?」とカード会社から連絡が…川村エミコが詐欺被害を告白
まずは川村さんが、詐欺に遭ってしまった経験を告白。ある時「白い靴を12足買いましたか?」とカード会社から連絡があって詐欺が発覚したそうなのですが、振り返ってみると、通販サイトから来たメールを信じて、自らカード情報を入力してしまっていたといいます。
詐欺に詳しいジャーナリストの多田文明さんは、通販サイトなど普段使うサイトやそこから来るメールなど身近なところに詐欺が潜んでいるので、「自分は大丈夫」と思わずに対策してほしいと訴えました。
警察を名乗る詐欺が急増中!引っかからないために気をつけるポイントは?
最近急増しているという「ニセ警察詐欺」についても紹介。岩手県警管轄内で起きた詐欺被害の事例では、30代男性のもとに「大阪府警」を名乗る人物から「ある事件の犯人グループがあなた名義の口座を使っている」と電話があったといいます。


詐欺師は巧みにLINE電話に誘導してビデオ通話中にニセの警察手帳を見せた上で、隣にいた検事を紹介。資金調査が必要なので、指定口座に入金するようにと促してきたそうです。

千秋さんと川村さんは「動画で顔を見せられたら、さすがに詐欺ではないと思ってしまう」「警察と言われると追い詰められる」と被害者に共感しましたが、多田さんによると「昔は詐欺師は『(電話など)耳でだます』と言われていたが、最近は『(画像・映像など)目でだます』手口に変わっている」と分析しました。
この事件を受けて岩手県警では、「SNSで警察が連絡を取ることはない」「捜査の名目で送金を指示することはない」「警察手帳などの画像を送ることはない」と注意喚起。

多田さんも「警察を名乗る人物が『SNS』と言ってきた時点で詐欺。本物の警察なら、電話もせずに突然家にやってくるはずなので」と、補足しました。
着信画面に警察の代表番号など好きな番号を表示させて相手をだます「スプーフィング(番号偽装)」による詐欺も、増えているといいます。

多田さんは、「普段知らない番号からの着信には出ない人でも、相手が警察だとわかると出てしまうこともある。警察の代表番号が表示されていても、自分からその警察署に折り返すと良い」とアドバイス。
千秋さんが「普段から『かけ直します』と言って電話を切るようにしている」と対策を語ると、多田さんは「相手は言葉巧みに電話を切らせないように誘導してくるので、千秋さんのように知らない相手の電話は一度切る習慣を付けることが大切」とその心がけを称賛しました。