坂本花織「私事ですが、先日結婚しました!」
5月13日、純白のスーツに身を包み、引退と同時に結婚をサプライズ発表した坂本花織さん(26)。
お相手について「常に冷静で、でも楽しむことを忘れず、一緒に面白いことをしてくれる人」と満面の笑顔で語ってくれました。
現役生活からの引退を発表した坂本花織さん。
ミラノ・コルティナ五輪は銀メダル、その後の世界選手権では金メダルを獲得と、ラストイヤーのシーズンの体調は万全だったように思われますが、実はその前シーズンは、体調管理の食事制限によるエネルギー不足で体調不良が続いていたそうです。
坂本さんはどうやって、食生活を改善したのでしょうか?
そこには坂本さんを「食」で支えた、ある人物の存在があるといいます。
『ノンストップ!』が向かったのは東京・中央区にある「味の素」本社。
迎えてくれたこの女性は、坂本さんを“食”で支えた立役者・サポートディレクターの高柴瑠衣さん。
――どのようなお仕事をされているんですか?
サポートディレクター高柴瑠衣さん:
国を代表するトップアスリートに対して、コンディショニングをサポートしています。
サポートディレクターとは、世界で活躍するアスリートたちに日常で活用できるレシピの提供や栄養のアドバイスをするというお仕事。
高柴さんはミラノ・コルティナ五輪の現場にも同行し、チームジャパンの栄養面をサポート。中でも坂本さんとは、マンツーマンで向き合っていたといいます。
2人の出会いは今から約1年前。
高柴瑠衣さん:
ほんと天真らんまんで優しい方でした。チームメイトがいなくなった時に一人で疲れ切って寝てしまっていて、すごく気を使っているんだなというのが印象的でした。
オリンピックまで1年を切っていたこの日、坂本さんはある悩みを高柴さんに相談したといいます。
高柴瑠衣さん:
体調不良が多いという話をお伺いしまして、遠征のたびに体調不良で練習ができずに寝込んでしまっている、ということをお聞きしました。
当時、北京オリンピックで銅メダルを獲得し、世界選手権3連覇など数々の大会で結果を残していたものの、体調不良で自身のスケーティングをブラッシュアップできず、悩んでいたといいます。
高柴瑠衣さん:
原因はいろいろあったんですけれども1番大きいのは「食べることがそもそも罪だ」というふうに思っていた意識かなと思っています。見た目だったりとか体重の軽さみたいなところを意識してしまいがちなので、食べることに対してネガティブに思っていたというのが一番大きな部分になります。
体型を気にするあまり、まともな食事をとらずに栄養が足りてなかったという坂本さん。
しかし、高柴さんと出会い、劇的に体調は改善していったといいます。
坂本花織選手の食を劇的改善「5つの輪作戦」とは?
――坂本さんの休みがどれぐらい減ったというのはあります?
高柴瑠衣さん:
もうほとんどなくなりました。「5つの輪作戦」というものがあって、「もっと食べてね」って話をしました。
坂本さんの体調が改善し、体調不良による休みが0日になったといいます。
体型を気にするあまり食事をとらずに栄養不足による体調不良が続いていたという坂本さん。細かいカロリー数値や栄養バランスを気にして、白米など「主食」と言われる食事の中心となる炭水化物を食べずに我慢していたといいます。
その問題を解決するために高柴さんが提案したのが…、
高柴瑠衣さん:
「5つの輪作戦」というものがあって、「主食・主菜・汁物・乳製品・副菜」をしっかりバランスよくとりましょう!というものになるんですが、大きく分けた時にどこの部分が足りていないのかということを把握するのをお勧めしています。
「5つの輪作戦」とは1日に必ず「主食」や「主菜」など5つの要素をとるというもの。
坂本さんは、この提案を受け食べることに罪悪感を感じず食事をすることが楽しくなったといいます。
高柴瑠衣さん:
「大好きな白いご飯もっと食べて」っていうのを、すごくうれしそうに反応していまして、食べて燃やしていくためにはもっと食べてねって話をしました。
これを続け体調不良による休みがなくなり、競技と常に向き合い技にさらに磨きがかかりました。
そんな坂本さんには一番のお気に入りメニューがあるそうで…。
高柴瑠衣さん:
ギョーザが好きです。冷凍食品のを入れていただいたことがあるんですけれども、それがあまりにも簡単でこんなにもおいしいいのか、ということに感動してくれて、それから冷凍庫に常にストックがあると聞いています。
ギョーザの中にはお肉も入ってますし野菜も入っていて皮の部分には炭水化物が入っていますので栄養素としてバランスよく取れるというのがギョーザのいいところかなと思います。
さらにおいしいギョーザと大好きな白米が一緒になった「餃子丼」なるメニューまで食べていたという坂本さん。
会社には坂本さんの餃子丼愛があふれるこんなメッセージも…。
「これから自分でパワー餃子丼つくってみようかな?笑 坂本花織」
さらにもう1点、高柴さんにはオススメの「勝ち飯」があるようで。
高柴瑠衣さん:
(ミラノ・コルティナ五輪の)フリーの前、前日に疲れたような顔をされていてそのタイミングで「肉じゃが」をご用意しました。
炭水化物に加え食物繊維も豊富で消化によいジャガイモをチョイス!
脳にエネルギーを送り、集中力を高めるため糖分が多めの甘い味付けにするそうです。
高柴瑠衣さん:
試合の直前ですと体の中にエネルギーを蓄えてほしい。それがまず第1優先となりますのでジャガイモを多めに入れています。
坂本さんのミラノでの銀メダルの裏には彼女を「食」で支えた高柴さんの「勝ち飯」の存在がありました。
高柴瑠衣さん:
(坂本さんは)引退したら太っちゃうな、っていうのがずっと心配でどうしようかなと思っていたらしんですけど、全然太ることもないですし「食べることの大切さというものを学んだのでそこも含めてしっかり次世代に伝えていきたい。引退した今も食べることが本当に怖くないし、食べ物を選ぶのが本当に楽しいです」って言ってくれたのが、彼女の人生にとっても良かったなと思います。
(『ノンストップ!』2026年5月13日放送より)
