ペンションで穏やかな時間を過ごしていた葵は、メールを確認するためスマホを立ち上げた瞬間に奥田からの電話を受ける。奥田は、気持ちをリセットするために昔から来たいと思っていた場所に来ただけだと言う葵が、本当は無理しているのを察する。

奥田との電話を切り、澄晴の連絡先をブロックしようとするが心が揺れてしまう葵。そんな葵の思いも見抜いた奥田は、澄晴を呼び出した。

これ以上葵を振り回さないでほしいと、頭を下げる奥田。50歳を過ぎた人間にとって、何かを決断することがどれだけ重いことか…奥田の言葉に、澄晴は返す言葉もない。

一方、龍太から澄晴の不安定な様子を聞いた莉奈は、葵に電話。澄晴が眞澄を看取ったことを葵に知らせた莉奈は、今こそ澄晴の側にいてほしいと訴える。

その頃、優子のスナックを訪れた奥田は、大阪に帰ることを報告。葵と優子が仲違いしたことに責任を感じていた奥田は、葵が「昔から行きたかった場所」にいると優子に伝える。

眞澄(佐々木蔵之介)からの手紙を受け取り葵(内田有紀)は、澄晴(寺西拓人)に会う決意

昔の恋を「懐かしい」と思い出せるようになるためには、気持ちを閉じ込めるのではなく全部出しきらなければならないと貴和子に言われ、思わず涙する葵。そんな葵のもとにやってきた優子は、眞澄から預かった手紙を手渡した。

「澄晴とあなた自身を信じて、道を選んでください」。葵は眞澄のメッセージを受けて悩むが、優子からも自分の気持ちに向き合うよう背中を押される。

そんななか、龍太の就職が決まった。これで莉奈に告白できると喜ぶ龍太に、何が描きたいのかわからなくなってしまったと打ち明ける澄晴。龍太は澄晴にはやはり葵が必要だと指摘するが、そこに優子から電話が来た。

澄晴に葵が泊まっているペンションの場所を教え、「あんなに弱い葵、久しぶりに見た」と告げる優子。一方、眞澄の手紙を何度も読み返して自分と向き合った葵は、ついに澄晴に電話をかける。

翌日には東京に帰るという葵の言葉に彼女への思いを募らせ、その勢いのままキャンバスに向かう澄晴。久しぶりに創作意欲が戻ってきた澄晴は、徹夜で絵筆を走らせた。

就職が決まったことを莉奈に伝え、ようやく自分の気持ちを言葉にする龍太。父の介護ベッドを片付けて清々しい笑顔を見せる優子に、寄り添う岩村。

それぞれが一歩ずつ前に進み始めるなか、澄晴は作品を描き上げた。澄晴は自分の創作の原動力が葵にあることを改めて自覚するが、斎木から「描きたいものは自分の中から湧いてくるものだ」と言われ…。

自分の中に、絵画に対するそこまでの思いはあるのか。ショックを受けた澄晴は、久しぶりにピオニーの絵の前で再会した葵に「一緒にはいられない」と告げた。

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