葵と別れてから創作の方向性がわからなくなってしまった澄晴のもとに、電話がかかってきた。電話の相手が眞澄だと知り、即座に電話を切ろうとする澄晴に、眞澄は肺がんで余命1ヵ月だと告白する。
黙って死ぬつもりだったという眞澄の身勝手さに、憤る澄晴。眞澄は息子を混乱させてしまったことを後悔し電話を切るが、澄晴は自分がどうするべきなのか思い悩む。
そして澄晴は意を決して、眞澄が入院する病院へ。澄晴は父を恨んだまま終わりにしたくないという自分の声に耳を傾け、最後にきちんと向き合うことにしたのだ。
後悔したくないという自分の声に正直になり、再び絵と向き合っているという澄晴の言葉を受けて、彼の背中を押したのが葵だと察する眞澄。そして眞澄は、迷いながら手紙を書き始めた。
息子を1人の人間として認めた眞澄(佐々木蔵之介)と和解した澄晴(寺西拓人)
病室をあとにした澄晴は、見舞いに来た優子と再会。眞澄のお陰で、父の介護に明け暮れた自分の15年間をようやく認めることができたと感謝する優子は、眞澄の話をきちんと聞いてほしいと訴える。
その頃、プロジェクトを主導する調香師のつらさを誰よりも知る葵は、梢が本当に希望する香りを作り出すことに成功していた。そんな葵に、奥田創(徳井義実)は大阪への転勤が決まったことを報告。
花の香りがするたびに澄晴のことを思い出してしまう葵は、自分を吹っ切るためにある決意を固めていた。
そうとは知らない澄晴は葵が眞澄と会っていたことを知り動揺。そんななか眞澄が急変する。
病室で付き添っていた澄晴に、意識を取り戻した眞澄は、自分が葵に澄晴と別れてほしいと頼んだことを打ち明ける。
母を失い、自分までいなくなったあとの澄晴の未来を心配する眞澄を、大切な人との思い出は自分の中で生き続けると安心させる澄晴。両親と同じくらい葵のことも大切だという澄晴に、眞澄はこれまで自分の思いを押し付けすぎてきたことを謝罪した。
澄晴の成長を認め、「ありがとう」と伝える眞澄。そんな眞澄を、澄晴は駅のコンコースに飾ってあるピオニーの絵の前まで連れて行く。
自分の絵を目にした父の穏やかな表情に励まされた澄晴は、葵と一生一緒に生きていくと決意し彼女のもとへ駆け出す。
しかし葵は、スーツケースを手に部屋をあとにしていた…。

