宮本亞門さんが自身がひきこもりになったきっかけや、抜け出すきっかけとなった出来事について語りました。

女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。

今回は、「令和のひきこもり事情」というテーマでMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、坂上忍さん、宮本亞門さんが話し合いました。

40〜64歳のひきこもりの人のうち、女性は過半数となる52.3%

まず紹介されたのは、15〜64歳の50人に1人がひきこもり状態にあるという内閣府の調査結果。また、40〜64歳のひきこもりの人のうち、過半数となる52.3%が女性だといいます。

厚労省によると、ひきこもりとは「就学、就労、交遊といった社会的参加を避けて、6ヵ月以上家庭にとどまり続けている状態」をさすといいます。ひきこもりUX会議代表理事の林恭子さんは、「社会的参加を望んでいるのにできずに葛藤が強くなり、生きづらさや困難を抱え、支援や助けを必要とする状態をさす。ひきこもっていることが快適なら『ひきこもり』とは言わないと考えている」と付け加えました。

坂上さんが「うつや病気を併発したりするケースもあるので、第三者はどう理解し、向き合っていけばいいのか」と質問すると、林さんは「うつや病気は病院での治療が可能だが、ひきこもりには治療以外の方法が必要になる」と説明。

宮本亞門 ひきこもりになった当時の精神状態を回顧

高校1年生から1年間、ひきこもり状態だったという宮本さんは自身のケースを紹介。子どもの頃から日舞を習い日本文化に興味があった宮本さんは、アイドルの話題などで盛り上がる周囲に溶け込めず、「踊っているのが気持ち悪い」と言われたのを機に、周囲に合わせてウソをつくようになったといいます。

「仮面の自分」で過ごす状態が続くなかで、好きなことをバカにされる恐怖や、みなが同じでなければいけないのかという疑問が限界に達したのが、高校1年のとき。部屋に鍵をかけて閉じこもり、自分を亡き者にしようと苦しみ続けていたそうです。

千秋さんから部屋から出たきっかけを問われ、「外からすごい声が聞こえて。部屋から出たら父が母を締め上げていて、母と一緒に公園に逃げた」と告白。そこで、宮本さんの苦悩を知った母が精神科への通院を勧めてくれたお陰で、病院に通うのが楽しくなり、学校にも行けるようになったと打ち明けました。

精神科の先生は、「みんなと同じことができない」と自分を責め続けていた宮本さんを一切否定せず、受け入れてくれたといいます。また、高校時代から約20年間ひきこもりだったという林さんは、「私の場合は信頼できる先生に出会えたのが、8人目。自分のことを全肯定してくれる初めての大人だった」と自分の体験も語りました。

三上真奈アナ「結婚して一番良かったのは『結婚しないの?』と聞かれなくなったこと」

そんな林さんが出会ったひきこもり経験のある女性は、「ちゃんと恋愛して、ちゃんと就職して、ちゃんと結婚しなきゃいけない」と思い込んでいたそうです。

「良い妻、良い母、良い娘、そして良い社会人でいることができないと、自分を責める女性は多い。最近は多様性と言われるが、みんなと同じことができなければいけないというプレッシャーは変わらない」という林さんの言葉を受けて、宮本さんと坂上さんは「何が『普通』なのかわからない」「そもそも『ちゃんと』って何?」と憤慨。

三上アナが「結婚や恋愛、出産などは、気にしていないつもりでも気にしてしまう。結婚して一番良かったのが『結婚しないの?』と聞かれなくなったこと」と明かすと、宮本さんは「そんな質問をする人がいるなんて信じられない。海外のオーディションでは性別や年齢はもちろん、既婚かどうかも聞かないのが当たり前」と呆れ返った様子でした。