「学校に行きたくないという子どもを無理やり登校させようとしていたら、体調が悪化してしまった」という例も紹介されましたが、家族がひきこもりの状態になったときはどのように接したらいいのでしょうか?
子どもが「学校に行きたくない」と言ったら?
坂上さんは「幼い頃からこの業界にいたので学校では色眼鏡で見られ、学校に行きたくない気持ちもあったが、父から無理にでも連れて行かれた。僕はそんな父に感謝しているけれど、ひきこもりの子どもがいる知人の話を聞いて価値観が少しずつ変わってきたし、ケースバイケースなのでは?」と問題提起。
林さんは「(登校を拒否する子どもは)なんとかしようと頑張って心身ともにぼろぼろになり、エネルギーも空っぽの状態なので、ゆっくり休んでエネルギーをチャージできる環境を整えてあげてほしい。『このままではダメだ』と自分が一番強く思っているし、特に子どもはひきこもりの原因を言葉にすることが難しいので、まずは安心して休ませてあげてほしい」とアドバイスしました。
“主婦のひきこもり”の現状は?
番組では、職場のトラブルが原因でひきこもり状態になった30代の主婦も取材。仕事を辞めて転職を繰り返すうち、働くことへの抵抗感が強くなってしまったというその女性は、夫と相談して専業主婦になると決めたものの、「働く」という他の人ができていることができない自分を自分で責めてしまうといいます。
林さんが代表を務めるひきこもりUX会議をはじめとした団体では「ひきこもり女子会」を開催していて、参加者は、お互いの経験を聞き、グループに分かれて交流するなかで「自分だけではなかった」と感じて元気を取り戻せることが多いそう。
宮本さんは「1人じゃないと感じられるのはすごくいいこと。自分はひきこもっている間に10枚のレコードをひたすら聴き続けて音楽の素晴らしさを知ったお陰で、演出家になれたと感じている」と、悩んでいる人たちにエールを送りました。
ひきこもり状態の人の居場所となり、地域の人とつながるきっかけも作ることができる「江戸川区駄菓子屋居場所 よりみち屋」というスペースでは、15分単位で就業体験が可能だといいます。
林さんは、「ひきこもり状態の人が就労と自立を目指すと言っても、最初から週5日、9〜17時働くというのはハードルが高い。もっと短時間雇用の取り組みが広がってほしい」と訴えました。
『ノンストップ!』(フジテレビ)2026年3月13日放送より
