『ノンストップ!』取材班が訪れたのは、ゴールデンウィーク真っ只中の群馬・草津温泉。
行楽ムード一色の温泉地は多くの観光客で賑わいを見せていました。
そして日が暮れると…、ライトアップされた湯畑を一目見ようと夜にもかかわらず多くの観光客の姿が。
そんな、日本有数の温泉地でいま、“ある変化”が起きているといいます。
それは…、
素泊まり観光客:
“素泊まり”でおいしいところを別で探して食べられたら良いなと思ってここにしました。
近年、物価高の影響やニーズの多様化に伴い、食事の提供がない“素泊まり”で訪れた人たちが数多くいたのです。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
今、草津では素泊まりが特に増えています。その中でも若者であったり外国人観光客、こういった方に関しては「食事は外で食べる」とういう形で滞在している人が多い。
実際草津では、約3割の宿が夕食のつかない“素泊まり専門”として運営。
素泊まりで訪れた人に、魅力を聞くと…。
素泊まり観光客:
自分たちのタイミングでご飯とか見つけられて食べられて、旅をカスタマイズできるのがいい。
素泊まり観光客:
縛られないというか好きな時間にご飯が食べられるので。浮いたお金はやっぱりご飯とお土産に使おうかなと。
旅館組合によると、一般的な草津温泉の旅館で1泊2食付きで1人約3万円がこの時期の相場なのに対し、“素泊まり”だと1万円前後。約1万円分以上、選択肢が増えるのです。
そこで今回『ノンストップ!』は、草津温泉にある旅館「湯畑草庵」を取材。
「湯畑草庵」責任者 新開拓氏:
この旅館は素泊まり専門で運営させていただいております。
食事をセットにせず、部屋と温泉を提供する“素泊まり”専門だといいます。宿泊施設にとって“素泊まり”の提供はどのようなメリットがあるのでしょうか?
「湯畑草庵」責任者 新開拓氏:
夕食をお出ししないことによって人件費を抑えることができます。さらに食材費が高騰しておりますので、お客さまにリーズナブルなお値段でご宿泊していただくことができます。
部屋は木のぬくもりを感じる広々とした間取り。窓からは、中心地・湯畑を一望できます。さらに温泉は、湯畑から直接新鮮なお湯を引き、貸し切り風呂としても利用することができます。
この“素泊まり”専門の「湯畑草庵」に宿泊している人たちは、滞在中、どのように過ごすのでしょうか?
素泊まり観光客(20代):
草津は“素泊まり”にしました。草津のご飯とかを楽しみたいのが1個理由ではあります。
草津観光のために訪れた20代のカップル。1泊2日の“素泊まり”料金は、1人約1万2000円。夕食時になり宿の前で待っていると…、
――今からどちらに?
素泊まり観光客(20代):
今から“素泊まり”なので、ご飯を食べに行こうかなと思います。
目星をつけていたという飲食店へ。向かった先は、草津の釜飯の名店「草津湯畑まんてん」です。
舞茸や地元の野菜をふんだんに使った名物の釜飯を口いっぱいにほおばります。
素泊まり観光客(20代):
おいしいです。舞茸がめちゃくちゃおいしいですね。旅館のご飯があったらここにも出会えてないかも。
外で歩かなくていいですもんね。向こうで食べちゃうと。“素泊まり”だからこそできたことかもしれないです。
釜飯などを堪能しお腹いっぱいになった二人。店を後にすると…
素泊まり観光客(20代):
少し食べてちょっと飲んで着替えて湯畑行けばちょうどいいかな。
小腹を空かせるために夜の街をお散歩。
このようにおなかと相談しつつ、自由に予定を組み立てられることも、“素泊まり”の良さの1つだといいます。
2人の宿泊代と食事代は、ドリンクやおやつなども含めて1人あたり、約2万2000円。1泊2食付きの相場、約3万円と比べれば、8000円以上お得という計算になりました。
「湯畑草庵」責任者 新開拓氏:
最近、草津温泉では素泊まりに特化した旅館が非常に増えているように感じます。その背景には時間に縛られずに自由に観光したいお客さまが増えているように感じます。
(『ノンストップ!』2026年5月1日放送より)
