若者世代にも増加中の舌がんについて、専門家と考えました。

女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。

今回は、「口内炎と思ったら…若者にも増加中・舌がん」というテーマで、MCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、岸谷蘭丸さん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんがトークしました。

口内炎が10日経っても治らない場合は、かかりつけの歯科医に相談を!

口の粘膜の炎症である口内炎と、初期症状が非常に似ているという舌がん。最近では15〜39歳の若者世代の患者も増えていて、20年で若者世代の患者数がおよそ2倍になったという調査報告もあるそうです。

以前、番組で舌がんについて語った堀ちえみさんが自分の体の変化に気付いたのは、舌の裏側に口内炎のようなものができたのがきっかけ。舌がんと診断された際にはすでにステージ4だったそうですが、舌がんは初期は痛みもかゆみも少ないために非常に発見しづらいのだといいます。

口腔外科の専門医である柴原孝彦先生は、「口内炎は長くても10日ほどで治るし、薬を使えばもっと早く治る。舌がんの場合、症状が10日以上続き、口内炎用の薬をつけても治らない。口の中にがんができるという認識がない人も多く、認知度が低いがんなので気をつけてほしい」と語りました。

竹山さんが「がん細胞というと“黒い”イメージだが、口内炎が黒くなるなどわかりやすい特徴はないのか?」と質問すると、「色として多いのは白か赤。舌の色や粘膜の色を普段からよく観察してほしい」と先生は回答しました。

舌の表面ではなく横や裏側、舌先にできる舌がん…セルフチェックのポイントは?

柴原先生は、舌がんかどうか確認するためのセルフチェックのポイントを伝授。舌がんは舌の表面ではなく横や裏側、舌先にできることが多いので、舌の横や裏側に白や赤の口内炎のような炎症ができていないか目視し、人差し指と親指で触れてしこりがないか定期的に確認するのが大事なのだそうです。

「1週間〜10日経っても炎症が治らず、しこりがあると感じたら、かかりつけの歯科医に相談を」と訴えた柴原先生。放置している虫歯が舌がんの原因となる場合もあるので、歯科医での定期的な検診も欠かさないでほしいと先生は言い添えました。

以前は65歳以上の男性の患者が多かったという舌がんが若者にも増えてきたのは、下あごの形が狭くなり、歯並びが「U字」から「V字」に変化したことが原因の一つに考えられていると柴原先生。

歯列が狭く、歯が内側に傾いて生えていると舌が慢性的に刺激を受けやすくなるそうで、普段の舌の位置や歯並び、口呼吸による口腔内の乾燥などに気をつけてほしいと柴原先生は訴えました。

うがい薬で1日3回ブクブクうがいを!舌がんを予防するための方法は?

番組では、大学4年生のときに舌がんが発見され、闘病生活をSNSで発信している25歳の中野さんも取材。中野さんは舌の右側にできた口内炎が3週間経っても治らず、そのまま放置していたのだそうですが、歯科検診のタイミングで大学病院の受診を勧められ、がんが発見されたといいます。

ステージ2の舌がんの治療のため、舌の4分の1を切除した中野さんは、その後、2度の再発と転移を経験。「若い人は回復も早いが、がんの進行も早い。歯科に定期的に行くなど、基本的なことをきちんとやったほうがいい」と、中野さんはアドバイスを送りました。

柴原先生は「うがい薬で1日3回ブクブクうがいをして、15〜20秒うがい薬を口の中に含んでおく」という、舌がんの予防法も紹介しました。

「15〜20秒というと長く感じるかもしれないが、口腔内を清潔にして乾燥感を取り除くことが重要。唾液で粘膜を保護することが大切なので、口呼吸&マスク生活で口腔内が乾燥するという悪循環に陥らないようにしてほしい」と、柴原先生は気をつけるべきポイントを繰り返し語りました。

『ノンストップ!』(フジテレビ)2026年2月13日放送より