日本でパンダに会える最後の週末ということで、1月24日、25日は多くの人が上野動物園を訪れました。

観覧は事前抽選制。特に最終日である25日に観覧できたのは、抽選に当選した4400人だけ。倍率は24.6倍にもなりました。

幸運にも当選したという近藤さん親子は…。

――パンダ見られてどうだった?
当選した親子 娘・愛桜ちゃん:

かわいかった。寝てるところがかわいかった。

当選した親子 父・兼一さん:
きょう(パンダの)ぬいぐるみも買ったりしたので、あと(撮影した)動画とかを見て、子どもにはそういうので成長していってもらえたらなと思いますね。最後お別れできてよかったね。

狭き門をくぐり抜け、最後に親子で見ることができたパンダの思い出を、大切にしていきたいと話しました。

訪れた人の中には、抽選に外れたにも関わらずやってきたという人もいます。
これまで、100回以上パンダを見るために上野動物園を訪れたという埼玉からやってきた男性は…。

埼玉から来た パンダおじさん16さん:
けがをして、ちょっと足に障害を持ってしまって。そのリハビリ中にシャオシャオとレイレイが生まれたので、それを見ながらリハビリも苦しまずにできたので。
病院の入院中もそばにパンダのティシュカバーを置いて。周りからはいろいろ言われましたけど…(笑)。(パンダは)常に癒やしですね。
(レイレイとシャオシャオは)けっこう自由に、好きなときに寝て。2時間並んでいても、寝ていてお尻だけ見えるとか、かかとがちょっとだけ見えるだけとか。

レイレイとシャオシャオのかわいい姿を見ることで、つらい時期も乗り越えられたといいます。

北海道・函館市から訪れた、パンダファン歴30年以上の女性も、最終日に観覧することができなかったひとり。

函館市から来た パンダファン歴30年以上:
(シャンシャンの観覧)応募を何回もして、それでもダメで。(気持ちが)沈んでいたときに、シャオシャオとレイレイが生まれて、すごく気分が晴れたので。「コロナ禍でも頑張れる!」と思って。

コロナ禍の2021年に生まれたレイレイとシャオシャオ。沈んだ気持ちを明るく照らしてくれた2頭の印象に残った姿を聞いてみると…。

函館市から来た パンダファン歴30年以上:
レイレイはマイペースでおっとりしているんです。シャオシャオが「レイちゃーん」って乗っかってこようが何しようが、ずっと食べ続ける。で、月に一回くらいブチッとキレて、シャオシャオを追い掛け回すっていうのが、すごくかわいらしいというか。

パンダで人生が変化…別れを惜しむ人たち

多くの人々に、「癒やし」や「励まし」を与えてきたパンダたち。取材した人の中には、パンダがきっかけで、人生に変化が起きた人もいました。

取材スタッフに「シャオシャオは男らしさよりかわいさが勝っている、唯一無二のパンダ」と“シャオシャオ愛”を熱く語る土井さん。
上野動物園で当時恋人だった夫とパンダを見たことが、結婚の“きっかけ”だったのではないかといいます。

シャオシャオのファン 土井 秋さん:
夫とほぼ初デートみたいな時に上野に来て、ちょっと一緒に(パンダ)見てっていうのが思い出深いですね。パンダがそのとき、けっこう動いていてくれたので、それもあってうまくいったのかもしれないですね。(結婚できたのは)パンダのおかげかもしれないです。キューピッドかなみたいな、いい思い出ができたから。

それぞれの胸に残されたパンダとの思い出…。
観覧時間終了後も、パンダとの別れを惜しむように、多くの人が動物園の入り口で記念撮影をしていました。

パンダのファン:
一番に思っているのは、(パンダファンになって)8年間が終わったんだなって…。ただただ悲しい。

パンダのファン:
(日本にもう一度パンダが来ることを)もう待ち構えて、待っています。会いに行きたいですね

レイレイとシャオシャオは、1月27日、中国へ向け旅立ちます。

(『サン!シャイン』 2026年1月26日放送より)