WBC、プールCの“侍ジャパン”は、台湾・韓国・オーストラリアという強豪相手に見事3連勝を果たし、10日のチェコ戦を前に、準々決勝進出を決めました。
選手それぞれの活躍が光る中、大きかったのはやはり大谷翔平選手(31)の存在。

『サン!シャイン』は、元メジャーリーガーでWBCにも出場経験がある、松井稼頭央氏をお招きして、その“異次元”の活躍ぶりを追いました。

“漫画の主人公”以上 異次元の活躍を見せる大谷選手

――ここまでの3戦を見ていかがですか?
松井稼頭央氏:

いうことないですね。やはり勝つことが第一だと思いますし、国際試合なので、そう簡単には勝てないんです。
皆さんが思っている以上に、「絶対勝てる」という訳にはいかないので。その中で、接戦の中でも勝ってきているので、いい勝ち方なのではないかなと思います。

谷原章介キャスター:
逆転できるというのは、チームの一体感があるからか?それとも打線の中に6~7人4番バッターがいるじゃないですか。打線は水物だといいますが、「誰かが打ってくる」というのがあるからなんですか?

松井稼頭央氏:
そうですね、チームの一体感はもちろんあるんですけど、それを作っているのが大谷選手であったり、鈴木選手であったりだと思います。そういう雰囲気を。
中でも井端監督が「やっぱり長打で点を取らないと難しい野球になってきている」と、連打は生まれにくいと。その中で“ここ”というところの長打がしっかり出ていますので、見事な戦いっぷりだと思います。

ここまで、チームを大きくけん引している大谷選手。3試合終わって、打率は.556、打点は6、長打率は驚異の1.333。
オーストラリア戦ではノーヒットだったものの、台湾戦は4打数3安打1本塁打、韓国戦2打数2安打1本塁打という活躍を見せています。

――大谷選手の活躍を見てどうですか?
松井稼頭央氏:

もうどうですかと言われてもですね…“異次元”ですよね。
ぼくたちの想像を遥かに超えてきていますので、すごいとしか言いようがないんですよ。

韓国戦とオーストラリア戦では、その“驚異性”からか、大谷選手に打順が回った際、相手側から「申告敬遠」が選択される場面も見られました。
しかし、大谷選手の後にも優れたバッターが続くため、ゲストの松嶋尚美氏からは、「それでも、『大谷さんを歩かせる』という選択しかなかったのか」という疑問が飛び出しました。

松井稼頭央氏:
はい。あそこは、どのチームでも歩かせると思います。

――大谷選手からはプレーだけでなく、精神的な余裕も感じられたのですが?
(大谷選手は)普段のベンチの姿でも、練習をしている姿でも常にリラックスしている感じがあるじゃないですか。大谷選手があれだけリラックスしていると、周りの雰囲気も良くなると思うんです。

大谷選手が韓国戦で見せた「落ち着いて」のポーズ

――相手がリードしている展開でも、大丈夫という安心感があると?
あると思います。ホームランを打ったときも、ベンチで「同点だよ!同点だよ!」ってやっていたじゃないですか。その声かけにしても、そういうところで全体を見ているというところが、国際大会で見られるのがすごいなと思います。(チームリーダー的な存在に)なっています。

谷原章介キャスター:
プレイヤーとしての中心というのもありますけど、精神的な支柱に本当になっていますよね。1戦目台湾戦の時には大量リードを作って、2戦目に関しては追いつく原動力になっている。なかなかこういう選手で期待をそのまま応えてくれる人というのは、漫画の中でくらいしか見たことないですよ。

松井稼頭央氏:
漫画以上ですよね。

今後、他の選手の活躍にも期待

ここまでの試合、“異次元”とも言える活躍を見せている大谷選手ですが、スペシャルキャスターのカズレーザー氏は、逆にそこが“不安”だと話します。

スペシャルキャスター カズレーザー氏:
すごく調子いいじゃないですか、これがずっと続くものなんですか?
前回は、前半大谷さんがなかなかうまくいっていない状況があって、後半、最後決めてくれたじゃないですか。尻上がりで良かったと思うのですが、ここまでいい感じで進むと逆に後半大丈夫なんですか?どこかで崩れると、その調整が…立て直す前に準決とか決勝とかいってしまうと…。

松井稼頭央氏:
そうですね、打線なんかはここまではメジャー組がすごく活躍していますし、その中で皆さんメジャー組の活躍が普通になっていませんか?と思ってしまうんです。ホームランが出て当たり前とか。
でも、岡本選手・村上選手、近藤選手もそうですけど、あれだけの実力者でも国際大会は非常に難しいんですよね。今後、この選手たちの状態が上がってくると、さらに楽しみだと思います。

(『サン!シャイン』 2026年3月9日放送より)