奈美が官邸に駆けつけると、杏子は点滴を打って執務に戻っていた。カナの命と国家という究極の選択に苦しむ思いを吐露する杏子。そんな彼女に奈美は、残酷な選択はさせないと、カナの救出を約束する。
清水はDICTメンバーに、脅迫電話の発信元となったシェアオフィスの登録者”クドウヒデタカ”という人物の個人情報の一部と、久慈の個人情報が一致したと報告。クドウヒデタカは、複数のシェアオフィスを渡り歩いていた。
DICT室長・早見浩(松角洋平)は、クドウヒデタカ=久慈が現れる可能性のある3件の店舗に踏み込むことを指示する。
一連の事件は“ゲーム”だった!?久慈(池内万作)の取り調べで発覚
南方睦郎(一ノ瀬颯)と掛川啓(金田哲)が捜査員とともにシェアオフィスの捜索に入ったところ、久慈は裏口から出て逃げようとする。そんな久慈を山内徹(横山裕)が待ち受けていた。
スタンガンを振りかざしながら久慈が山内に襲いかかる。山内は攻撃をかわし、久慈を公務執行妨害で逮捕した。
取調べで、これまでの事件はすべてゲームであり、自分もプレイヤーに過ぎないと告げる久慈。奈美と山内は、久慈以外の誰かが”ゲーム”として人を操り、一連の事件を起こしたと知る。
杏子とタイ首相の首脳会談まで24時間を切った。
佐生から、タイへ向かう杏子の同行を依頼される奈美。さらに、総理に寄り添って力になるよう頼まれたことで、奈美はすべてを操っていた人物が佐生ではないと気づく。
奈美から疑っていたと聞いた佐生は「自分ならもっとうまくやる」と笑うのだった。
