恋人の峰岸華絵(花柳のぞみ)と共に水上署にやってきた三上は、海雪の事件への関与も、黒木との関係が続いていることについても否定。日下部は三上のことを信じようとするが…。
そんななか、料亭で黒木が接待していたのが海雪の移転を請け負った建設会社の関係者と、東京都港湾局の仲井幸人(島谷宏之)だったことが判明。福本は海雪の移転工事の影で談合が行われていることを知り、トラブルに巻き込まれた可能性が高くなった。
黒木と政財界とのつながりがこれ以上深まったら、彼の暴走は止められなくなる。有馬礼子(山下美月)は大沢を心配するが、玉虫は台風上陸に対する警備に集中するよう忠告した。
台風警備をなめるな…礼子(山下美月)は捜査のことしか頭にない碇(佐藤隆太)を一喝
仲井が福本の事件に関係していることを証明するために、日下部は湾岸署内の裏ルートを使って海雪の最寄り駅の防犯カメラ映像を入手。すると、福本が亡くなる前後に仲井がこの駅を使っていたことが明らかになった。
碇たちのなかで、仲井が福本を突き飛ばしたのではないかという推理が固まるなか、課長の高橋宗司(皆川猿時)の抵抗も虚しく台風の災害警備本部の設置が正式決定。事件はすべて湾岸署に引き継ぐことに。碇と日下部は苛立ちを抑えきれず…。
碇は「署長としてのプライドがないのか」と玉虫に食ってかかるが、その場にいた礼子は「台風警備をなめないでください」と一喝。旧水上署の殉職者の大半が水害発生時に命を落としたと礼子に諭された碇は、言い返すことができない。
しかも、入札の不正に関する情報を掴んでいた礼子の言葉に自分が耳を貸さなかったせいで捜査に支障が出ていたことに、碇はショックを受ける。
一方、母・涼子(阿部朋子)を見舞いに行った日下部は、今のままでも母にとっては自慢の息子なのだから無理をする必要はない、自分らしく生きればいいと背中を押されていた。
