大西流星(なにわ男子)さん、 原嘉孝(timelesz)さんがダブル主演を務める『東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ』は、ある事故で父親を亡くし、心に深い影を抱えた青年・小柳龍一(通称:ロン/大西)と、そんな彼を見守り続けてきた、年の離れた幼なじみの刑事・岩清水欽太(通称:欽ちゃん/原)、そして、友人や新たに出会う仲間たち「ネイバーズ」による、「未来への希望」を描くヒューマンミステリー。 

<コラム>『横浜ネイバーズ Season1』第5話

『横浜ネイバーズ』第5話、「親仁善隣」=隣人と仲良く…の精神、極めすぎている!!!

テレビドラマは特に、家政婦や客室乗務員、タクシードライバーから葬儀屋さんまで、刑事以外の捜査モノのバリエーションが豊富で「いや、それ警察に言えよ!」っていう、“勝手に捜査モノ”が頻発し過ぎてて、もはや「警察に言えよ!」っていう真っ当なツッコミすらはばかられ、誰が捜査しようが、何を推理しようが、どう解決しようが、何もかも、ノーツッコミでオールオッケー!みたいな世界線ができあがってしまってるっていうのは、百も承知なんだけど…。

「親仁善隣」=隣人と仲良く=どんな人にも親切に…をモットーとして、それをテーマとして掲げてしまっている『横浜ネイバーズ』ともなりますと、いきなり知らないやつから電話かかってくる→知らないやつだけど話聞いてあげる→なんやかんや会ってみる→会ってみるけどやっぱ知らない→知らないやつから刑事でもない自分に捜査を依頼される→なぜか引き受ける→ちゃんと解決する→でもあいつは一体誰だったのか最後まで不明、が成立してしまうという、とてつもない、作品としての包容力!!

しかも、その「知らないやつ」ってのが、まだ、誰かの友だちとか、同情でき得る人物の依頼とか、百歩譲って知らんけどなんとなくいいやつとかならまだしも、「知らないやつ」に加えて、そいつが、どうしようもない“転売ヤー”ってさ。「親仁善隣」の精神が過ぎる。極めすぎている!

第1話が祖父の知人の占い師で、第2話が友人の上司で、第3話は幼なじみがファンのインフルエンサーという、どんどん依頼者との関係性が薄まっていくデクレッシェンドが続いたと思ったら、前回の第4話で、肝心要の、すぐそばにいる幼なじみを救った!!って、1回油断させてからの第5話=「知らないやつ」って、どうかしている(褒めてます)。常軌を逸している(だから、褒めてます)。

そしてよくよく考えてみると、いくら「親仁善隣」の精神を貫いた作品とはいえ、それはそうなんだけど、テーマ掲げてるだけじゃ物語は成立しないんだよね。だって、そうはいったって、誰だって自分の生活、営みってもんがあるはずで。それはつまり、そんな、だれかれ構わず救ってる「暇(ひま)」なんて、ないわけなんです。

だけどだけど、そう、そうなんです(みなさんもうおわかり)!!『横浜ネイバーズ』の主人公・ロン(大西流星)は、つねに、いつも、エブリデー、「暇」なのです。ロン=「暇」だからこそ、成立している物語なのです!!!☆