杏子は、総理としての責任と、娘を思う母としての思いの狭間で揺れ動いていた。弱音をこぼす杏子を励ます奈美。そんな奈美を制し、杏子は1人でトイレへ。
杏子の様子が気になった奈美があとを追うと、杏子の姿がどこにもない。杏子は官邸を抜け出し、タクシーに乗っていた。
奈美は、杏子がいなくなったとDICT室長・早見浩(松角洋平)に連絡。清水紗枝(黒島結菜)が官邸周辺の防犯カメラを通じて杏子が乗っているタクシーを発見し、行き先を追う。
奈美(沢口靖子)と桐谷総理(板谷由夏)が決別!?
清水の捜査から、杏子が東新宿の廃ビルに向かったと判明。奈美が廃ビルに駆けつけると、犯人の姿はなく、立ち尽くす杏子を発見する。杏子は、犯人にもてあそばれ、カナの安否すらわからないことに疲れきっていた。
犯人の言いなりになってしまった杏子に、自分を信じてくれなかった理由を問う奈美。杏子は、母親として子どものために何でもすると言い、警護も必要ないと奈美に告げる。
杏子の警備を外れてDICTに戻った奈美は、杏子の気持ちを理解できていなかったと悔み…。
そんななか、「本日19時に次のサイバー攻撃を行う」という次の犯行予告がネットに公開される。予告された時刻まで、あと3時間43分。どこが標的にされているのか不明で、攻撃を防ぎようがない。
清水は、これまでの手口と同じように、誰かが仕掛けたシステムの裏口であるバックドアから侵入して攻撃する可能性が高いことを指摘する。
以前の事件でバックドアを仕掛けたSEの1人、森宮秀樹(岩戸秀年)が今回も関与し、バックドアを仕掛けた標的を知っているかもしれないが、森宮は行方不明だった。
奈美は、SE連続殺人の容疑者・野村翔(北代高士)が森宮の居場所を知っているのではないかと考える。
