大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手の“侍トリオ”の大活躍でまだまだ余韻冷めやらぬワールドシリーズ。
『サン!シャイン』では、11月3日、4日と視聴者の皆さんから印象に残った場面を募集しました。
そこで、どの場面がグッときたのか名場面を独自集計でランキング!
「視聴者が選んだ名場面ベスト10」多くの人の心を揺さぶった場面は何だったのでしょうか?
【第10位】敗戦チーム主砲の涙
第10位に選ばれたのは、第7戦。
優勝決定の瞬間、ドジャースの選手が喜びを爆発させる中、カメラが捉えたのは、ブルージェイズの主砲・ゲレーロJr.選手。
32年ぶりのワールドシリーズ制覇という栄光が目前ですり抜け、人目をはばからず、悔し涙を浮かべるゲレーロJr.選手。
選手たちがベンチ裏に下がる中最後まで残り、悔しさをにじませる姿に、
視聴者の声「すっかりファンになってしまった」
と、心を揺さぶられた人が続出しました。
【第9位】サヨナラ負けの大ピンチで飛び出した“衝突プレー”
第9位も第7戦から。
4対4で迎えた9回裏。ツーアウト満塁、ドジャースのサヨナラ負けの大ピンチで飛び出したシーンです。
ブルージェイズ・クレメント選手が打ち上げたボールを、キケ・ヘルナンデス選手とアンディ・パヘス選手が捕りに行き、激突。
ぶつかりながらも、パヘス選手がキャッチし、ピンチを脱したドジャース。
直後、ヘルナンデス選手は倒れたまま動けず。実はこの時…、
ドジャース・ヘルナンデス選手:
俺は背面キャッチをやろうとしたんだ。そしたらパヘスにタックルされた。
完璧に吹っ飛ばされたからボールが地面に落ちて、負けたと思ったんだよ。
駆け寄ったパヘス選手になんとも言えない表情を見せるヘルナンデス選手でした。
【第8位】延長11回 値千金のアーチで「陰のMVP」
第8位も最終戦、延長11回ドジャースの攻撃。ツーアウトの状況でバッターボックスに立ったのはウィル・スミス選手。
勝利を手繰り寄せる値千金の勝ち越しホームランを放ちました。
激闘のワールドシリーズに決着をつけたキャッチャー・スミス選手の活躍にはこんな声が上がりました。
視聴者の声「全試合における献身的な守備と最終戦での決勝本塁打!陰のMVPだ!」
【第7位】「初めて見た」大谷選手 3ランホームラン被弾でがっくり
第7位は、最終戦に“二刀流”で出場した大谷選手。
この日は制球が乱れ、ヒットなどで満塁のピンチを作るものの三振で窮地脱出。
しかし、3回裏に痛恨のスリーランホームランを浴び、両膝に手をついてがっくり。
視聴者の声「あんな姿初めて見た。疲労困憊の中、チームのために全力投球した結果。素晴らしい姿勢を褒めたたえたい」
期待を一身に背負ったスーパースターが見せた、あまり見せたことのないうなだれる姿。
このシーンが第7位となりました。
【第6位】MVP山本由伸投手 トロフィーが上がらない!?
続いて第6位は、山本由伸投手。先に4勝したチームが勝つワールドシリーズで、3勝を挙げる大車輪の活躍で見事MVPに輝きました。
しかし、トロフィーを手にした山本投手ですが、なかなか持ち上げられず、チームメートの手を借りてやっと頭上に。
視聴者の声「それほど右腕は疲労困憊」
第6位は、まさに山本投手の激闘の証とも言えるシーンでした。
【第5位】「ヤマモトをマウンドに立たせてはいけない」決意のフリーマン選手
第5位の主役は、MVPトリオの一人、フリーマン選手。
第3戦は、延長に突入しても両者一歩も譲らず、なんと18回に突入。
5対5の同点の場面で、熱戦に終止符を打つ劇的なサヨナラホームランを放ちました。
試合後、フリーマン選手はこの時を振り返り…。
フリーマン選手:
ヤマモトがブルペンで投球練習しているのを見て「この試合で彼を投げさせてはいけない」と思った。
この日はブルペン投手を使い切っていたドジャース。このため2日前に完投したばかりの山本投手がブルペンで準備を始めたのです。
この姿を見たフリーマン選手は「ここで決める」と決意、勝利につながりました。
視聴者の声「山本選手の姿がフリーマンを奮い立たせた。涙が出る…」
山本選手の“男気”に奮起したフリーマン選手が第5位に選ばれました。
【第4位】延長18回 6時間半超の大激闘
4位は、同じく延長18回の総力戦となった第3戦。
現地時間午後8時から行われた試合は、試合の途中にも関わらず耐えきれず寝てしまう子供たちが続出。
選手たちがフルーツをつまむ〝もぐもぐタイム〟など、珍しい場面もありました。
6時間39分に及んだ試合が第4位に選ばれました。
【第3位】ラスト飾った!ベッツ選手のダブルプレー
第3位は、第7戦のラストを飾ったベッツ選手。
延長11回裏、ワンアウト1塁3塁とドジャースが大ピンチの場面で、ワールドシリーズ、不振にあえいでいたショート、ベッツ選手がさばいて見事ダブルプレー。
視聴者の声「何回見ても泣ける。ベッツの打撃不振だった分、守りの必死さが現れていた」
懸命のプレーに感動の声が続出しました。
【第2位】佐々木朗希投手も驚き…山本投手に「マジッ!?」
第2位は、第3戦での佐々木朗希投手。
延長18回に突入し両チームギリギリの場面で、山本投手は投球準備を志願。しかし、山本投手は2日前に9回105球を投げ切ったばかり。
ブルペンに向かう山本投手が目の前を横切ったその姿を見た佐々木投手は、思わず、
「マジっ!」と驚きの表情を見せたのです。
山本投手の行動がいかにすごいことなのかを物語ったシーンが第2位に選ばれました。
【第1位】第6戦から中0日登板 伝説に残る2連投
そして栄えある第1位は第7戦、9回のピンチにリリーフ登板した山本由伸投手。
前日は6回、96球を投げての、“中ゼロ日”でのマウンドでした。
それでもこの日は気迫のピッチング。ドジャースを見事ワールドシリーズ連覇へと導きました。
視聴者の声「自ら監督に申し出てのリリーフ登板にはサムライ魂を感じた」
まさにMVPにふさわしい獅子奮迅の活躍を見せたサムライの勇姿が、名場面ランキングでも頂点に輝きました。
谷原キャスターが選んだ名場面は…「けがしたかと思った」
改めて印象的な場面が多く見られたワールドシリーズですが、この人が選んだ名場面は…
谷原章介キャスター:
10位から6位全部1位でいいと思うぐらいだったけど、キケ・ヘルナンデス選手のぶつかったシーンですよ。(第9位)
倒れて…「けがかな」と一瞬ドキッとした。でも実はけがではなくて、(ヘルナンデス選手が)諦めて「負けたんだ」と思っていたと。でもパヘス選手が起こしに行って2人で仲良く内野まで走って戻ってきた。その時の笑顔が最高でしたね。
スタジオも大盛り上がりしたワールドシリーズ。来シーズンはどのような名場面がみられるのでしょうか。
(『サン!シャイン』2025年11月5日放送より)
