日下部たちの訪問を受けた牧村は、萌歌とは仕事上の付き合いしかなく、週刊誌はデタラメだと断言。牧村の妻・聡美(片山萌美)は、むしろ牧村は誹謗中傷の被害者だと訴える。

同じ頃、由起子は週刊誌の編集部から戻ってきた碇に、捜査から外れたいと申し出る。しかし碇は、萌歌を信じても大丈夫だと由起子の背中を押した。

数日後。碇と由起子は、萌歌の記事を書いた久米島悟(伊藤公一)が何者かとアポイントを取っていた公園へ。碇の読み通りに現れた久米島を由起子が追尾するが、久米島が突然刺され、カバンが盗まれてしまう。

バイクで逃げた犯人を、自転車で追跡する由起子。そんななかでも、SNSでの陰謀論は加熱する一方で…。

週刊誌の記者を刺した思わぬ人物が判明!そして事件の全貌が明らかに…

久米島を刺した犯人の身柄を確保した由起子が対面したのは、牧村の妻・聡美だった。SNSでの誹謗中傷に追い詰められる夫の姿を見た聡美は、なんとかして記事を差し止めようと久米島を刺してしまったのだ。

事件に関する重要な情報が書かれた取材ノートごと、久米島のカバンを捨てたと言う聡美。大規模な海中捜索の許可は降りず、万事休すかと思われたが、礼子がカバンが捨てられた場所と潮の流れから、カバンの流れ着きそうな場所を割り出すことに成功する。

そして礼子の予想通りの場所でカバンが発見され、由起子は自らの手で取材ノートを開く…。

そこに書かれていたのは、Re:Riseのメンバーの名前。彼女たちは、萌歌の死の真相を隠すために、久米島に自ら偽の情報を売っていた。

碇は、海上から奇妙な光が見えたという情報を元に、デビュー祝いの花火をしていた最中に、酔っ払った萌歌が海に転落したのではないかと推測。

事件が明るみに出たらデビューできなくなると思い込んだメンバーたちは、自分たちだけでも助かろうという一心で、萌歌が「陰謀で殺された」というストーリーを作り出したのだ。

牧村夫妻や久米島の人生を狂わせてもなお、自分たちのことしか考えようとしないメンバーを一喝し、それでも「生きていれば必ずやり直せる」と説く由起子。未成年メンバーに飲酒をさせまいという萌歌の正義感から起きてしまった事件に、由起子はやるせない思いを噛みしめた。

そんな由起子の姿から“何か”を感じ、釈放された三上のアフターフォローに向かった日下部は、今後は悪い奴とつるまずにやり直すようにエールを送る。

その言葉に大きく頷いた三上だったが、自宅で待ち受けていた黒木謙一(柿澤勇人)から東京水上警察署の観閲式に船で突っ込む計画を警察に流した償いをするよう迫られ…!

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