そんな折、碇から突然「俺と夫婦になってほしい」という連絡を受けた礼子。碇はエンジェルとよす保育園に潜入するため、元妻との子・莉穂(諸林めい)と礼子と入園を検討中の家族のフリをしようとしていたのだ。
莉穂から「ママ」と呼ばれた礼子が動揺するなか、園長の高崎有里子(和田光沙)にそれとなく行事について探りを入れる碇。
すると、園児たちが介護施設を訪れるランチ交流会が、火曜日に行われていることが話題に。当日は、園児が調理実習で作ったお菓子を持って、スタッフと共に介護施設を訪れているという。
日下部(加藤シゲアキ)は三上(松本怜生)からの情報で「観閲式の日」の計画を知る
碇は最後に莉穂を連れて園庭へ。莉穂や園児の声量を過剰に気にする園長と保育士の相沢椿(高嶋菜七)の様子から、保育園が介護施設との間で騒音トラブルを抱えていることを察知する。
騒音トラブルを緩和するためにスタートしたランチ交流会が、保育園スタッフによる介護施設への復讐の場になっていたかもしれない。碇は交流会に付き添うスタッフの中から連続毒殺犯を炙り出そうとするが、玉虫肇(椎名桔平)は翌日の観閲式を優先するよう釘を刺した。
そして、東京水上警察署の水上観閲式が開幕。
碇がしぶしぶ会場の警護を務めるなか、単独行動中の日下部は三上が自分を呼んでいると知り、湾岸署の元同僚・田所昭男(瀬口廣之)の手引きで三上の取調室へ。
日下部を信用し、碇に目をつけられ大損害を出した田淵が追い詰められていたこと、“上”へのケジメのために警備艇を乗っ取って観閲式に突っ込むつもりであることを打ち明ける三上。
日下部から状況を聞いた碇は、高橋宗司(皆川猿時)に観閲式の中止を申し入れるが、高橋にできるのは碇が乗る船を手配することだけ。一方、礼子の身を案じた日下部はあかつきに無線を入れるが、無線に出た男性が「有馬」と名乗り…。
あかつきが田淵に乗っ取られたことを察知する日下部。同じ頃、観閲式の会場警備に当たっていた細野が黒木の姿を発見する。黒木は不敵な笑みを浮かべて、海を見つめていて…。
