ナレーション収録終えたあのさんにインタビュー。石田さんに感じた変化や、「前回(第1弾)より今回のほうが好き」という物語全体の印象、あのさん自身の変化に対する考え方を聞きました。
あの 環境を変えることに「恐怖心みたいなものはあまりない」
――約1年半ぶりに石田さんの姿を見守った感想を聞かせてください。
石田さんは、やっていることは前回から変わらないですけど、なんとなく余裕が出てきたのかな…前よりちょっと柔らかくなっているな、と思いました。石田さん本人はどう感じているかわからないですけど、ぼくは変わったなと感じました。
――泊めてくれる人を街頭で探すのが基本でしたが、石田さんの存在が広く知られ、逆に「泊まりに来てください」と求められるように。従来のスタイルにこだわらない石田さんの変化が感じられました。
そうですね。こだわりが減ったというか、固執していた考え方がいい意味で柔らかくなったように感じました。知名度が上がったこともあって、いつでも泊めてくれる人がいるっていう心の余裕も生まれたと思いますし、(自分を泊めてくれる)“家主さん”に対しての接し方も、前よりあたたかくなった気がしました。
――第1弾(2023年10月放送)の反響はいかがでしたか?
ぼくがナレーションをやるからと番組を見てくれた人もいましたし、石田さんのような人がいるんだっていうことを、ぼくのファンも知ってくれてうれしかったです。だから今回、石田さんのその後を見られるのがすごく楽しみでした。
――実際に見て、どんなことを思いましたか?
見応えがありました。ナレーション収録中は、原稿や秒数のカウントから目が離せなくて油断できないんですけど、ついついVTRを見ちゃいました。ナレーションをちゃんと読みながら、しっかり映像も見て楽しみました。
今回も石田さんを通して、いろいろな人の人生を見させてもらっている気持ちになりました。石田さんは泊めてくれる人の話を“聞き役”になって聞いていますけど、ぼくが聞きたいことを聞いてくれるから、ありがたいって思いました(笑)。石田さんはインタビュアーの能力があると思います。
――石田さんの変化が印象的ですが、あのさん自身は変化に対してどう感じるタイプですか?
そうですね、居場所や環境をガラッと変えることに対して、恐怖心みたいなものはあまりないです。
ずっと続けてきたことを止めるのって、怖くもあると思うんです。でもぼくは、自分の表現を変えるにしても、変えるというより“種類が増える”と思っていて。もう一個の自分を見せるだけ。まわりが変わっても自分は自分、芯の部分は変わらないっていう揺るがないものがあるから、躊躇なく飛び込めると思います。
石田さんも、もともと“求められるところに行く”という素質を持っていたのかもしれないし、環境の変化で新しい石田さんが出てきたように見えるだけだと思うんです。
――改めて、前編の見どころを教えてください。
石田さんのいい意味での変化は、結構注目かもしれないです。ぼくみたいに直接石田さんと話したことがない人間にも、その違いが見えてくるので面白いです。
前回(第1弾)より今回のほうが好きだなと、ぼくは思いました。なんだろう…石田さんの人柄に安心感があるというか…。家主さんたちもめちゃくちゃ個性的なので、その人たちも含めて見られたのが面白かったです。
予告動画
YouTube「フジテレビドキュメンタリー」で、『ザ・ノンフィクション』の予告を配信中。7月6日(日)14時~「今晩 泊めてください2〜ボクが一生続けたいこと〜前編」
配信スケジュール
6月22日・29日放送「人生を変える寿司〜東京 板前物語〜」前後編(語り:仲里依紗さん)が、7月13日までTVer・FODで無料配信されます。