仲里依紗さんが、『ザ・ノンフィクション「人生を変える寿司〜東京 板前物語〜後編」』(6月29日14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。
「店を辞めたい」と初めて口にして姿を消した板前。そして、夢を抱いて働く従業員に裁判所からまさかの通知が。さらに、妻のがん宣告…決して弟子を見捨てない熱血社長が下した決断は。
ナレーション収録後、仲さんにインタビュー。2025年4月に所属事務所から独立した今、難しいと思っていること、発見や変化、今後やりたいことなどを聞きました。
姿を消した板前、弟子に裁判所から通知、妻のがん…大きな人生の転機に社長は…
人生は、いつでも変えられる…。
決して弟子を見捨てない熱血社長と、さまざまな事情を抱えた板前たちには強い絆があります。
東京で7店舗を展開する「意気な寿し処 阿部」。中卒や元タクシー運転手など、「人生を変えたい」と願ってやってくる若者たちを見守るのが、社長の阿部浩さん(53)。どんな過去があっても「人生はやり直せる」と信じ、寄り添い続けてきました。

5年前に技能実習生として入社したチャンさん(仮名・38)もその一人。母国・ベトナムで日本料理店を開く夢を抱き、妻と子に仕送りをしながら修業に励んできました。
しかし、ある日突然、阿部さんの元に裁判所から「給料差し押さえ」の通知が届きます。そこには約250万円もの金額とチャンさんの名前が記されていました。真面目に働いていたはずの弟子に何があったのか…真相を追う阿部さんを待ち受けていたのは想像もしない出来事でした。
さらにもう一人、人生の岐路に立つ板前が…。
無断欠勤を繰り返し、姿を消してしまったサワさん(31)。阿部さんに「店を辞めたい」と告げたものの、これまで逃げ続けてきた自分を変えたいと揺れる心…サワさんは店に帰ってくるのでしょうか。

一方、阿部さん自身の人生にも大きな転機が訪れていました。
妻の体に、がんが見つかったのです。これまで家族を顧みることなく、弟子たちと全力で向き合ってきた阿部さん。家族への思い、弟子たちへの思い、そして自らの人生…阿部さんが下した決断は。