武井咲さんが、『ザ・ノンフィクション「わたしの腎臓をあなたに~小錦を愛した妻の覚悟~」』(フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。

強さとキャラクターのかわいらしさで、一世を風靡した元大関の小錦八十吉さん。大相撲引退後、タレントとして活躍するも、強くなるために大きくした体に苦しめられ、やがて腎不全を発症。昨年12月に、妻・千絵さんからの臓器提供を受け、腎臓移植手術に挑みました。愛する夫のためとはいえ、腎臓の提供を決めた妻の覚悟、そして夫が妻に抱く思いとは…。

ナレーション収録後、今回、『ザ・ノンフィクション』の語りをはじめて担当した武井咲さんにインタビュー。「よく見ている」という番組について、常に明るくポジティブな千絵さんの印象、小錦さんとの夫婦愛などについて聞きました。

母に反対されても臓器提供を決めた妻…小錦夫妻の知られざる“絆”

最愛の夫のために、自らの腎臓を提供するという大きな決断をした妻がいます。

夫はハワイ出身で、大相撲の元大関、現在タレントとしても活動する小錦八十吉さん(61)。12歳年下の妻・千絵さんは、2024年12月、腎不全に苦しむ夫のために自分の腎臓の一つを生体間移植する手術に臨みました。

移植手術前の元大関・小錦と妻・千絵さん

小錦さんは、妻の決断と腎臓移植の現実を世に伝えたいと映像を記録し続けていました。そこに映されていたのは、千絵さんの不安や葛藤、腎臓の提供に反対する母への思い…。

結婚して21年、夫婦の歩みは病気との闘いでもありました。小錦さんは、2008年、303㎏ある体重を減らすため、胃の縮小手術を行い、130㎏の減量に成功したものの、余った皮膚が日常生活に支障を来すようになり、今度は、20㎏以上の皮膚を切除することに。

さらに、8年ほど前からは腎臓の機能が悪化。それでも仕事に打ち込む夫を、千絵さんは支え続けました。しかし、2024年に小錦は腎不全に倒れ緊急入院。千絵さんは、不安を抱えながらもついに腎臓の提供を決めました。

ところが、脳梗塞で倒れた千絵さんの母が、娘の移植手術に反対。それでも千絵さんの決断は揺るがず、母に黙って手術に踏み切りました。手術は無事に成功しましたが、千絵さんは、そのことを母に伝えられず…。

夫に自分の臓器を提供することを決めた妻、そして夫が妻に抱く感謝と深い愛情…。小錦さん夫妻の知られざる“絆”が明かされます。