野呂佳代さんが、『ザ・ノンフィクション「ボクらの丁稚物語2025〜16歳 夢の行方と迷い道〜前編」』(5月18日14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。
高校には進学せず、一流の家具職人を目指す16歳の若者。新人7人が入社し“先輩”となったものの、後輩は全員年上。心身の不調で、夢だった技能五輪への出場がかなわなくなり…。
“丁稚(でっち)奉公”制度を採用する家具製作会社を舞台に、2021年から毎年放送されている、シリーズ第5弾です。
ナレーション収録後、野呂さんにインタビュー。丁稚たちを見つめて思ったことや、AKB48時代の野呂さんを支えた両親の教え、自身が現在“後輩指導”で感じていることなどを聞きました。
中学卒業後に秋山木工へ 心身の不調で実家へ帰り…2年目の夢の行方
令和の時代に丁稚奉公で一流の職人を目指す若者たちがいます。
横浜市にある家具製作会社「秋山木工」。入社した新人は、住み込みで5年間修業する、いわゆる“丁稚奉公”。タバコも恋愛も禁止、スマホを持つことも許されず、修業期間は丸刈り。
しかし、ここ数年、新人が入ってきても長続きせず次々と辞めてしまいます。秋山利輝社長は丁稚制度を見直し、厳しいルールは求めず、自由な生活ができる「外弟子」制度を設けました。
2024年春…秋山木工に7人の新入社員が入社。その中で、寮に住み込む「内弟子」を選んだのは、高校を卒業し、静岡から上京してきた18歳の新人ただ一人です。
「気合を入れるために…」と、1年前に取りやめになった、秋山木工伝統の丸刈り姿で現れました。残る6人は実家や1人暮らしの部屋から通う「外弟子」です。
そんな新人たちを指導するのは、1期先輩の内弟子・松下さん(16)と友添さん(26)の2人。

10歳差の同期として支え合ってきた2人ですが、新人たちが入社してくる前に、松下さんが心身の不調で、実家のある千葉にしばらく帰ることに。
中学を卒業し、秋山木工の門をたたいた松下さんが目標とする、若手職人日本一を競う「技能五輪」への出場がかなわなくなってしまったのです。中学・高校で不登校を経験した友添さんは、そんな松下さんのことを気に掛けていました。
そんな中で始まった、年齢の異なる内弟子3人の共同生活…それぞれの夢の行方は…。
