梅沢富美男さんが、土ドラ『浅草ラスボスおばあちゃん』で演じる“おばあちゃん”役への思いを語りました。

土ドラ『浅草ラスボスおばあちゃん』は、型破りで自由奔放な主人公が、下町・浅草で迷える現代人に寄り添いながら、時に厳しく悩みや問題を解決に導いていく人情物語。

75歳で職も住むところも失ったものの、便利屋を起業し、クセの強い若者だらけのシェアハウスで第2の青春を謳歌する日向松子を梅沢さんが演じます。

芸能生活60周年を迎えた梅沢さんに、全国放送連ドラ初主演、初のおばあさん役への意気込みや下町人情について、同世代や若者への思いなどを聞きました。

梅沢富美男 妻からのアドバイスで“おばあちゃん役”に挑戦!

――まずは本作のオファーを受けた感想をお願いします。

全国放送の連ドラの主役に抜擢していただき感謝しています。

おばあちゃん役はなかなか経験がないものですから、ちょっと戸惑いましたけれども、スタッフの方から「人情芝居を撮りたい」というお話をいただきましたので、ぜひやりたいなと思い、お引き受けいたしました。

――おばあちゃん役についてはどう思いましたか?

舞台では女形を何十年もやってきましたから、女性になるということに対してはあまり抵抗はありませんでした。でも、自分の中におばあちゃんの要素が見つからなかったんです。

そうしたら、うちの奥さんが素晴らしい助言をくれまして。「お父さん、ジジイってみんなに言われているけど、ジジイだって初心者だからね。初めてジジイを経験しているのと同じで、おばあちゃんだって初めて経験するんだから、そんなに抵抗はないんじゃないの?」って。

今考えれば、いい加減な意見だったなと思いますけど、それを聞きまして、「いけるかもしれないな」と思いましたね。

自分は男性だけども、物事に対する答えは女性も一緒なんだというのが一つのテーマとしてあるわけですから、それならやってみようかなと思いました。