梅沢富美男さん主演、土ドラ『浅草ラスボスおばあちゃん』は、日向松子(梅沢)が、失敗したり、空回りしたりしながらも、体当たりでキュートにハートフルに問題を解決。松子自身も、老後の孤独や人生の意味に向き合いながら少しずつ成長していく、人情味あふれる痛快リスタート物語!
<試写室>『浅草ラスボスおばあちゃん』第4話
第4話を見終えたあとの僕
本当にいいドラマって、あそこのあれがいい!!とかなんとか、そういう能書きが頭に浮かぶ前に、なんだかよくはわかんないんだけど、「いいドラマ」って思える作品…なんだろうな…(しみじみ)。
うん、この、急なしみじみモード、もっとほかのドラマだったらわかるんですよ?
例えば「土ドラ」でいったら、21年の名作『その女、ジルバ』とかね。あれなんて、もう端(はな)からしみじみウェルカムモードだったわけじゃないですか(しみじみウェルカムモードってなんだよ)?タイトルはぱっと見よくはわかんないんだけど、しみじみして然るべき内容と違和感のないタイトルだったわけじゃないですか?
だけど、このドラマ、タイトルが『浅草ラスボスおばあちゃん』ですからね。浅草!!ラスボス!!おばあちゃん!!!ですからね(言い方の問題!?)??
なぜ『浅草ラスボスおばあちゃん』とのたまうドラマに(のたまう言うな)、しみじみさせられなきゃならんのですか?という憤りに加え(なぜ憤る!?)、何をどうすれば、梅沢富美男さん演じる松子おばあちゃんが主人公という、トリプルキャッチーキャラを据えながら、“結局よくはわかんないんだけど、いいドラマ…しみじみ…”という狼狽(ろうばい)まで加えてくるんですか?
おそらくそんな機会はほとんどないでしょうが、『浅草ラスボスおばあちゃん』ってどんなドラマ?って聞かれたら「結構、しみじみするドラマだよ…」って紹介する僕の身にもなってくださいよ。

『浅草ラスボスおばあちゃん』というドラマを気にしてくれた視聴者さんが、はたしてそれを聞いて、どう信じられますか?ねぇ(誰に)??そこには、憤りと狼狽しか、生まれないじゃないですか?ねぇ?東海テレビさん(急に東海テレビさんへの矛先)!?なんちゅうドラマ作ってんですか?ねぇ?東海テレビさん!?
うん、いやだけど、そういえば「タイトルと中身のギャップ選手権」でいったら、7月から劇場版も公開中の名作『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』も、なぜに、急に「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」って逆ギレしてんのか(逆ギレなのかは不明だけど)っていう、ある視点から見ると失礼なタイトルだっていうのに、そのタイトルの中には、まさか、多様性とそれを認め合うことの宣言…が含まれており、そして何より中身がキュン地獄!&大号泣!!っていう、ギャップしかない…んですから、東海テレビさん的には通常運転、そんなことでいちいち憤慨&狼狽すんなよ?ってことですよね?東海テレビさん、そういうことですよね(どういうことだよ)??