アニメ『TO BE HERO X』に出演する声優・花澤香菜さんが、共演した水瀬いのりさん、松岡禎丞さんとのアフレコエピソードを語りました。
中国を拠点とするbilibili×アニプレックスによる完全オリジナルアニメーション『TO BE HERO X』。本作は、特殊な能⼒を持ったヒーローたちが喝采を浴び、⼈々からの「信頼値」によって“ヒーローランキング”が変動する世界で繰り広げられる物語を描きます。
めざましmediaでは、『TO BE HERO X』のトップヒーローを演じる声優10人(X:宮野真守、クイーン:花澤香菜、梁龍:内山昂輝、黙殺:中村悠一、リトルジョニー:松岡禎丞、ロリ:佐倉綾音、ラッキーシアン:水瀬いのり、トラ:山寺宏一、魂電:島﨑信長、ナイス:花江夏樹/敬称略)のインタビューを順次公開していきます。

第4弾に登場するのは、ヒーローランキングNo.2の“クイーン”を演じる花澤さん。
クイーンは、あらゆる分野で卓越した能力を発揮する女性ヒーローの代表格。14歳で大学を首席で卒業すると、世界に秩序をもたらすべくトーナメント制覇を目指すことを宣言します。しかし、トーナメント中、突如、正体不明のヒーロー(のちのX)が目の前に現れ、圧倒的な力に敗北し…。
クイーンを演じた花澤さんに、演じる際に意識したこと、アフレコ時のエピソードなどをインタビュー。また、“リレー企画”として、ヒーローランキングNo.1のXを演じる宮野真守さんに“ヒーローネーム”をつけてもらいました。
花澤香菜 “孤高の存在”クイーンは「人との距離感の塩梅を意識した」

──『TO BE HERO X』への出演に関して、反響はありましたか?
3月に行われたジャパンプレミアが一番、皆さんの楽しみにしている感じがダイレクトに伝わってきてうれしかったですね。
あのイベントは、メインキャラクターを演じているキャストが全員揃ってにぎやかだったし、言えないことも多かったですけど、それぞれのヒーローがどんな活躍をするのかを匂わせることができたのが楽しかったです。
──クイーンは、どのような人物と捉えて演じましたか?
小さな頃から頭が良くて、「世の中をこういうふうに変えていくんだ」という信念、目標を持っている子。芯が強くて孤高の存在というか、人を寄せ付けない空気感が印象的です。

でも、物語が進むなかでシアンちゃん(CV:水瀬いのり)やリトルジョニー(CV:松岡禎丞)と出会い、少しずつ空気が柔らかくなっていく、そのグラデーションが演じていて面白い子だなと思いました。
──すごくクールなキャラクターですが、演じるうえで意識したことはありますか?
14歳という若さで大学を卒業するくらいの天才が故に、小さい頃から考えることもいっぱいあっただろうし、人からちょっと異質な目で見られてきたと思うんです。なので、人と距離を置く、しかもみんな平等にということは意識しました。
そのなかでも、ジャーナリストの父、リウ・ジェン(CV:三木眞一郎)だけは家族ということもあり、少し距離を近づけています。その塩梅は意識したポイントです。