まさかの共通点に笑う2人は、はたと思い当たる。その観劇が「お見合い」だったのだ。
「これかぁ〜」と脱力し、実はお互いに覚えていなかったことがわかって笑い合う2人。
その時、通りかかった久がなつ美に声をかける。久しぶりの再会を喜ぶ久となつ美だが、瀧昌の顔を見た久は驚いた表情を見せ、去年の年始のことを話し始めた。
“お見合い”よりも前になつ美（芳根京子）と瀧昌（本田響矢）は出会っていた！？
当時、なつ美は自分を助けてくれた男性が気になり、久と一緒に何度も探し歩いたという。瀧昌の前で別の男性の話をされて焦るなつ美。
そんな様子を気にすることもなく、久は「2人の最初の出会いなんですから」「どうやって再会したの？」と口にする。思いも寄らぬ話に驚くなつ美と瀧昌。
なつ美は、自分を助けてくれた男性が瀧昌だとわかり、これは運命だと浮き足立っていた。
実家に帰宅後、さつきの話で事の顛末が明らかに。
なつ美を病院に送った瀧昌は、看護師に自分の連絡先を伝えており、それをきっかけになつ美の父・篤三（高橋努）が密かに縁談話を進めたのだった。
江端家に戻り、寝支度を整えて布団に入った2人は、さつきの話を思い出していた。
縁談は運命でも奇跡でもなかったとつぶやく瀧昌に対し、なつ美は、偶然自分を助けてくれたことに変わりはなく、運命だと言う。
その言葉を受けた瀧昌が「もう少し近くに行ってもいいですか」と語りかけると、なつ美は自ら瀧昌の布団に入る。
手を握り、なつ美にキスをして「まだ不安があるのなら…」と気遣う瀧昌に対し、私が抱きしめてほしいのは瀧昌様だけ、とささやくなつ美。
瀧昌はなつ美を抱きしめ、2人はついに結ばれるのだった…。
