初対面で「感じの良い人」と思われる話し方を考えました。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。
今回は、「感じの良いコミュニケーション術」というテーマでMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、虻川美穂子さん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんが話し合いました。
「相手に楽しい時間だったと思ってもらえるように」虻川美穂子流の初対面の人との接し方
スタジオに登場した話し方インストラクターの櫻井弘さんによると、初対面で「感じが良い」と思われるためには、「あいさつ」「アイコンタクト」「相手のことを考える」の「3つのアイ」が揃っていることが必要だといいます。
「コミュニケーションが大の苦手」だという虻川さんが、街頭インタビューなどで「まず相手の目を見て、楽しい時間だったなと思ってもらえるように」と普段の心がけを語ると、竹山さんも「初対面の相手にもブチ切れています、と言いたいところだけど、愛想よく、相手を知りたいという感情を出すようにしている」と、意外な一面を。
一方、千秋さんは「初対面では“感じの悪い人”だと思われるようにしている。ハードルが下がった状態から上がっていった方が良いし、そこで去っていく人は私には必要なかった人だと思う」と、独特のルールを披露しました。
学歴や収入でマウントを取られたときの上手な返し方は?
「引っ越しの挨拶で、聞いてもいないのに家族の学歴を紹介されてモヤモヤした」という、57歳女性のエピソードも紹介されました。

三木さんは「みんな本当は何か自慢したいんだけど、それを抑えるのが大人の誠実さ」と分析。
櫻井さんは「相手が自慢していることのキーワードを見極めて、それを枕詞にして話題を変えるといい。例えば相手が『東大』という言葉を出してきたなら、『東大ですか』とオウム返しして“聞いているアピール”をした上で、『東大といえば最近…』と別の話題に持って行く」と、上手な受け流し方を伝授しました。

千秋さんは「初対面の人から『20億の取り引きをしている人と付き合うべきか?』と相談されたことがあったそう。これに「『少なすぎる。やめたほうがいい。2000億ならわかるけど』と返した」そうで、すると、相手は「ムスッとしてどこかへ行ってしまった」と話しました。
櫻井さんは「わざと大げさに言うのは話の断り方としては上手いけれど、周りからは相手に恥をかかせているようにも見えるので、注意が必要」と、千秋さんの話術を応用する際に気をつけるべきポイントも指摘していました。
コミュニケーションが苦手な人に話に加わってほしいときは、質問に自分の体験をプラス!
虻川さんは「ハイテンションでハイタッチを強要してくる人が苦手。状況的にアリな流れならいいけれど、いきなり来られると心がガシャーンと閉じてしまう」と告白しました。
竹山さんは「いきなり握手を求めてくる政治家とかの偉い人も、何このテンション?ってなる」と共感しましたが、千秋さんが大きく頷きながら「ハイタッチが嫌でボウリングができない」と言うと、スタジオ一同「それは違う!」と総ツッコミ!
櫻井さんは「楽しいから笑うんじゃなくて、笑うから楽しいんだという言葉もあるように、自分で『楽しい』というテンションを作ることは必要だが、自分だけそのテンションだと温度差が生まれてしまう」と、コミュニケーションの難しさを語りました。
「4人グループの中に『自分が意見を言うと変な雰囲気になるから』と、意見を言えない人がいる。話してもらうには?」という50代女性のお悩みでは、櫻井さんが「自分の答えや体験を織り交ぜると良い」とアドバイス。

具体的には、例えば子どもの嫌いな食べ物を聞きたいなら、「うちの子はピーマンが嫌いなんだけど、あなたのお子さんは嫌いなものはある?」と質問すると良いのだそうです。

櫻井さんによると設楽さんは、「まずは話題に出ていたキーワードを確認して、周りの人にわかりやすく要約。そのうえで自分の体験談を語って具体化して、相手に話を振る」という理想的な会話術を身に着けているそうで、千秋さんや竹山さんは「さすが〜!」と感心した様子でした。
『ノンストップ!』(フジテレビ)2025年4月18日放送より