<試写室>『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』第10話
「ああ…自分の “邪念”をなくしたい…」
(以降、お前が言うな!なことばかりですが、しばらくお付き合いください)
こういう、「試写室」のお仕事というのはですね。“邪念”をなくすべきですよね。だって、「試写室」なんだから、客観的意見が重要、なわけですしね。
で、何より、読んでくださるみなさん、ドラマを視聴する前のみなさんの期待を煽(あお)るものでなければならないわけだから、今週は、何がどう面白かったのか、そしてどこが見どころなのかをフラットにお伝えする。
で、なんなら、これまでの流れをおさらいしつつ、見るのに拾っとくといいようなキーワードも提示しながら…とは言いつつ、だけど、ネタバレは避け、公式以上のあらすじは控えて、とかいいながら、結局のところ、やっぱり期待を煽っていく…みなさんに「今週も見たい!」と思わせるもの、でなければならないわけですよね。
うん、だから、何をしたところで、自分の感情、は置いておくべきだよね。だって、「試写室」読む人は、まだ見てない、わけだからね。先に見た人の感情ってのは、クソどうでもいい情報、でしかないわけですよね。
ましてや、まだ見てない人に対して、個人的な“邪念”、なんつーものは、マジで、心底、知ったこっちゃない。知らんがな。見る前にお前の邪念なんてもんを、お知らせする必要、ないじゃろがい!!!な、わけ、ですよね。
で、「試写室」ってことは、ある程度、ドラマの批評・分析的なものも必要になってくると思うわけです。だって、一応、これだって、素人に依頼してるわけではない、お仕事としてやらせていただいている=プロ、なわけですからね。
だからそこに、自分の、“邪念”っていうのは、究極にいらないこと。なんですよね。そんなの当然ですよね。あの俳優がかっこいい!キレイ!素敵!脚本家・監督、マジリスペクト!とかって、そういう、“邪念”に囚われてしまうと、正しいジャッジができないし、それはただの、個人的な感想文=プロのお仕事、ではないわけですよね。
だから、この「試写室」に、最も必要のないもの、それは、“邪念”なんですよね。邪念は悪! “邪念”こそ悪!!“邪念”を捨て去らなければ、正しい、「試写室」には、なり得ない!!!のです!!!!!(鼻息)