原田泰造さんと中島颯太(FANTASTICS)さんが、互いへのリスペクトを語りました。

2人が出演する『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(以下、『おっパン』)。2024年に東海テレビ・フジテレビ系でドラマが放送され、「TVer」初回再生回数が1週間で89万回を達成し、東海テレビ制作史上歴代1位(当時)に。

(C)練馬ジム| LINEマンガ・2025映画「おっパン」製作委員会

「2024年日本民間放送連盟賞」でテレビドラマ部門 優秀賞を受賞したほか、LINEマンガで配信中の練馬ジムさんによる原作も国内累計閲覧数8400万回以上(2025年3月時点)を誇るなど、大きな話題を呼びました。

古い常識や偏見で凝り固まった昭和の“おっさん”沖田誠(原田)が、ゲイの大学生・五十嵐大地(中島)に出会い、LGBTQ+、推し活、二次元LOVE、メンズブラ…といった新しい“常識”に触れて少しずつアップデートしていくロールプレイング・ドラマ。

めざましmediaは原田さんと中島さんにインタビュー。前編では、役柄同様、お互いを尊敬しながらも肩肘張らずに話す2人に、改めての互いの印象や、相手の“アップデート”したと思うところ”などを聞きました。

【後編】原田泰造 ネプチューンは「好きだから」続けられた 中島颯太はファンへの気配り明かす「言葉で誰かを傷つけないように」

原田泰造「一緒に話していて楽」“大人”な中島颯太に感嘆

――映画はオリジナルストーリーですが、脚本を読んだ感想を聞かせてださい。

原田:楽しかったです。ドラマ版で誠はもうアップデートしきったのかなと思っていましたが、まだしきれていない部分がありました。誠の妻・美香(富田靖子)、長女・萌(大原梓)、長男・翔(城桧吏)も、大地くんと円(東啓介)カップルも、それぞれ新しい悩みを抱えていて、乗り越えなければいけない壁があります。

中島:これぞ『おっパン』という雰囲気をすごく感じました。至るところに心に響くセリフがあって、ストーリーが魅力的で、読み終わって「これは確実にいい作品だ」と思いました。

ドラマのクランクアップから映画のクランクインまで1年以上空いていたんですが、同じチームだったので久しぶりな感じが一切なく、撮影に入れました。二宮崇監督が「おかえり」と迎えてくれて、その雰囲気もドラマの『おっパン』そのままでした。

――見どころのひとつである、誠と大地の“世代を超えた友情”について、どう感じていますか?

原田:…あ、どうぞお先に。

中島:あ、ええと…。

原田:颯太くんがしゃべっている間に僕、考えるから(笑)。

中島:(笑)。『おっパン』には幅広い世代のキャラクターが登場するので、それぞれが思う常識や、ものの見方を知ることができます。それを登場人物たちが世代間で共有しているのも、この作品の素敵なところだと思います。

僕自身は、友情に世代はあまり関係ないと思っていて。好きなものでつながってお互いを尊重できるなら、年齢に関係なく良い関係を築けるのではないでしょうか。

原田:僕も同じですっていうと、みなさん「あぁ…」って顔をされるんですけど(笑)、本当に同じなんです。颯太くんから教えてもらうことはいっぱいあるけど、逆に僕が教えることなんて本当に何にもない。彼は大人です。自分は颯太くんの年齢のとき、こんな大人だったっけ?って反省するくらい(苦笑)。

だから、一緒に話していて楽ですね。友情に年齢ってあまり関係ないんだなと思いました。普段からLDHで、先輩・後輩の関係を大切にしているからかな。さすがです。

中島:嬉しいですね。

原田:颯太くんと話してると、僕もEXILEになった気持ち(笑)。

中島:そんなふうに思ってたんですか(笑)!?