オランウータンのぬいぐるみを、ぎゅっと抱きしめる愛おしい姿がSNSを中心に話題となり、ブームを巻き起こしている、千葉県・市川市動植物園の子ザル・パンチくん。

市川市動植物園で生まれたニホンザルのパンチくんは、生後まもなく母親が育児放棄。飼育員による人工保育で育てられました。抱きしめているのは、母親代わりのオランウータンのぬいぐるみ“オランママ”です。

そのあまりの愛くるしさに、日本だけでなく世界中が熱狂し、“オランママ”を販売しているイケアでは、海外で一時売り切れが相次ぐほどの人気っぷり。

販売元であるイケア・ジャパンのペトラ・ファーレ氏は、“オランママ”がパンチくんの母親代わりを務めていることに対して、「ぬいぐるみがパンチくんの毎日を少しでも支えられているのであれば、これほどうれしいことはありません。いずれ仲間のサルたちとの生活になじみ、必要としなくなる日が来ることを願っています」とコメントしています。

ついに訪れた“親離れ”?

そんなパンチくんに、最近、変化が起きていました。
これまでは、育ての親である飼育員のお兄さんが現れると、飛びついて離れなかったパンチくん。

飼育員さんが現れると、真っ先に駆け寄り足にしがみついていた

しかし、3月3日。飼育員のお兄さんがエサやりを始めても、しがみつくことなく、隅の方でエサを食べていたのです。

駆け寄らず、端でエサを食べるパンチくん

飼育員さん:
きょう初めて、群れとずっとご飯食べていたので、ボクにくっついているところ見られなかったかもしれないんですけど。結構、成長の日なのであたたかく見守ってください。

さらに、翌日4日には、“オランママ”をほったらかしにして、他のサルと、じゃれ合う姿が。
そんなパンチくんの姿を見たファンは…。

おさる大好き歴14年 ゆーりんさん:
やっぱりものすごく寂しいなって、思うんですけれども、行くたびにものすごく成長をしていっているのがわかるので。勝手に頭の中でこう…自分で納得させているところがあります。

育ての親の飼育員さん、そして母親代わりの“オランママ”からの卒業。
ファンには少し寂しい出来事のように感じますが、市川市動植物園はパンチくんの“成長”を見守ってほしいと話します。

市川市動植物園 安永崇課長:
仮にオラウータンのぬいぐるみを持ってなかった、飼育員にしがみつかなかった。
それはがっかりされるのではなくて、パンチが成長したということを、ぜひ喜びというか、パンチへの応援の気持ちを持って、ご覧いただければ、動物園としては非常にありがたく思います。

(『サン!シャイン』 2026年3月6日放送より)