フィギュア男子日本代表の鍵山優真選手が、ミラノ・コルティナオリンピックの男子ショートプログラムに出場し、100点超えの素晴らしい演技で観客を魅了しました。

鍵山優真 伸びやかな気品あふれるスケートで観客を魅了

フィギュアスケート男子ショートプログラムの最終グループ。

写真:ゲッティ

最終滑走で登場したのは、日本のエース・鍵山選手。
鍵山選手は演技冒頭、4回転トーループ、トリプルトーループのコンビネーションジャンプを軽やかに美しくとび、演技に勢いをつけます。

写真:ゲッティ

続いて、リズミカルな音楽に合わせて伸びやかなスケーティングを披露すると、次の4回転サルコーも抜群の安定感で完璧にきめます。

写真:ゲッティ

足替えキャメルスピンでは、なめらかな助走から自然にポジションに入り、背中から足先まで一直線に結び、氷上に美しい円を描きながら安定した回転を刻んでいく鍵山選手。回転が解ける瞬間まで美しく、最後の立ち上がりまで気品にあふれています。

写真:ゲッティ

そしてジャンプの最後は、トリプルアクセル。勢いよく舞い上がった鍵山選手は、着氷の際に少しバランスを崩してしまいます。しかしすぐに体勢を取り直し、スピード感あふれるフライングシットスピンをしっかりときめます。

写真:ゲッティ

さらに演技終盤には、頭の上で手をパチンとたたくと、ジャズの雰囲気ただよう音楽に乗って楽しげにステップ。そこからステップシークエンスへと移り、会場からは自然と手拍子が。

写真:ゲッティ

観客を魅了すると、最後には安定した足替えコンビネーションスピンを披露して演技を終えました。そして、全身を使ったダイナミックな鍵山選手のジャンプシーンは、アメリカの大手紙「ニューヨーク・タイムズ」のハイライト写真として取り上げられました。

写真:ゲッティ

リンクを降りる際には、ぺろっと舌を出した表情を見せた鍵山選手。
演技後のキスアンドクライでは、父・正和コーチや、カロリーナ・コストナーコーチとともに並び、笑顔を浮かべました。

写真:ゲッティ

団体戦ショートプログラムに続き、2回連続のオールレベル4を獲得したスピン、ステップ。出来栄え点は満点評価を獲得し、全体を通して素晴らしい演技となった鍵山選手の合計得点は、驚異の103.07点!絶対王者のマリニン選手に次ぎ、2位という結果となりました。

鍵山選手の演技を見たファンからは、「ワクワクとまるで魔法がかかったよう」「素晴らしかったです」などと反響が寄せられています。

演技後のインタビューでは、第一声で「楽しかったです。」と話し、すっきりとやりきった表情を見せた鍵山選手。父の正和コーチからも楽しんでくるよう言われていたことを明かしました。続けて、「アクセルに関しては悔しい部分はありますが、団体に続き100点を超えられたのは収穫になりましたし、フリーにもつながるかなと思います。」とコメント。そして「ジャンプもスピンもステップも、どのエレメンツもやっぱりサルコーとトーループという構成でやるからこそ、しっかりと加点をつけなければならないので、すごく練習しました。少し練習より体が動かなかった部分はあるのですが、でも良しかなと思います。」と笑顔を見せました。
フリーの演技に向けては「自分が目指してきた目標の舞台はあとフリーの1回なので、全力でやりきったと思えるようなパフォーマンスをするのが目標です」と意気込みを語りました。

さらに、マリニン選手のインタビューでは、「I feel...つかれた、めっちゃつかれた」と、日本語が飛び出す場面も!最後には「ありがとうございました」と笑顔を見せ、SNSでは「日本語がとても自然でかわいい」「めっちゃうまい!」などと話題となっています。

男子フリーは13日(日本時間14日未明)に行われます。

男子シングル ショートプログラム結果

1位 I.マリニン(アメリカ) 108.16点
2位 鍵山優真(日本) 103.07点
3位 A.シャオ イム ファ(フランス) 102.55点
4位 D.グラスル(イタリア) 93.46点
5位 M.シャイドロフ(カザフスタン) 92.94点
6位 チャ・ジュンファン(韓国) 92.72点
7位 K.エイモズ(フランス) 92.64点
8位 A.ドルガシェフ(アメリカ) 88.94点
9位 佐藤駿(日本) 88.70点
10位 S.ゴゴレフ(カナダ) 87.41点
11位 K.マルサク(ウクライナ) 86.89点
12位 P.グメンニク(中立選手) 86.72点
13位 金博洋(中国) 86.55点
14位 M.ナウモフ(アメリカ) 85.65点
15位 N.エガゼ(ジョージア) 85.11点
16位 M.リッツォ(イタリア) 84.30点
17位 D.バシリエフス(ラトビア) 82.44点 
18位 A.セレコフ(エストニア) 82.02点
19位 L.ブリッチギー(スイス) 80.87点
20位 A.ハガラ(スロバキア) 80.30点
21位 V.サモイロフ(ポーランド) 77.57点
22位 三浦桂生(日本) 76.77点
23位 D.カリージョ(メキシコ) 75.56点
24位 李宇翔(チャイニーズタイペイ) 72.41点
25位 T.グアリノ サバテ(スペイン) 69.80点
26位 キム・ヒョンギョム(韓国) 69.30点
27位 A.ノルデバック(スウェーデン) 67.15点
28位 F.クリシュ(ラトビア) 66.86点
29位 V.リトピンツェフ(アゼルバイジャン) 63.63点