2月2日、積雪量1m39cmを記録した、新潟・長岡市。
市内で撮影された映像には、大量の雪が積もった空き家がミシミシと音を立て…、雪の重さに耐えられず、倒壊する様子が。
突然の出来事に、安全な場所から撮影していた撮影者も悲鳴を上げて、家屋の中に逃げ込みます。
さらに、同じく長岡市内の繁華街の防犯カメラには、アーケードの屋根が、雪と共に崩れ落ちる瞬間が映っていました。
実際にどのくらいの雪が積もっていたのが。屋根が倒壊した現場を訪れてみると、崩れた周囲の屋根には、1mほどの雪が積もっていました。
――過去にこういった被害は?
近隣店舗のオーナー:
ないです。(屋根は雪に)強いけど、結構積もっていたから、耐えきれなかった…。
幸い、この倒壊によるけが人はいませんでしたが、近隣の柏崎市では、54歳の男性が雪の重みで倒壊した車庫の下敷きになり、消防によって救出されましたが、その後、死亡が確認されました。
大雪関連の事故相次ぐ
冬型の気圧配置が続く影響で、各地で断続的に雪が降り、積雪が増加。
消防庁によると、1月20日以降、大雪に関連した死者は、全国で30人にのぼっています。
さらに、積雪の増加とともに増えているのは、除雪作業中の事故。
1日、新潟県十日町市では、空き家の除雪作業を行っていた男性2人が、雪を捨てるための水路に流され、その後、死亡が確認されました。
警察によると、2人は雪を捨てる水路の詰まりを解消しようとしていたところ、水路に落ちてしまったといいます。
近隣住民:
(雪が)詰まると、どんどん水がたまる。(水流は)もちろん何倍にもなるわけだ。
事故当日、2m55cmの積雪があったという十日町市。
2人が流されたという水路は、水流が非常に速く、その上には水路が見えなくなるほど雪が積もっていました。
新潟をはじめ日本海側では、4日から気温が上がる見込みで、雪解けによる落雪被害などに、さらなる警戒が必要です。
気温上昇で「落雪」注意!被害に遭わないために
天達武史気象防災キャスターによると、今回の雪は短期集中型で、4日朝の時点で青森県では164cm、新潟・長岡市では123cmの積雪を記録。これは、平年の2.4倍ほどになります。
天達気象防災キャスター:
元々雪が降っている、豪雪地帯が、いつもの倍降っているということですから、これは大変なことになっているわけです。生活に大きな影響が出ています。
天達気象防災キャスター:
今後は、暖気がぐっと入ってくるので、4、5、6日と最高気温が上がってきます。札幌では普段この時期氷点下ですが、4日は4℃、青森でも7℃まで上がります。新潟も(5、6日は)10℃ですから、長岡などの豪雪地帯でも、どんどん雪がゆるんでくるというのが、今回気をつけたいところですね。
今後、気温が上がることで注意が必要になってくる「落雪」。天達気象防災キャスターによると、屋根から落ちてくる落雪は勢いがあるため、5m以上まで被害が広がる可能性があるといいます。
天達気象防災キャスター:
では、いつ注意したらいいのか。これは、落雪の前には大抵音がするんです。「ギシギシ、ガリガリ」といった雪の音が。屋根のきしむ音とは違って、雪が動きだす音がするんです。「ガリガリ、ギシギシ」という音が、もし旅行で雪国に行かれている方は、ちょっと気をつけていただきたいと思います。
落雪の被害に遭わないために、以下のことに気をつけてください。
▼軒下から離れて歩く
一般的な軒高の家で、約3~5m先まで雪が飛ぶ。場合によっては10m近く飛ぶことも。(※屋根の角度など条件により変動)
▼積もった雪に注意
雪は時間経過で氷のように固くなる。屋根に積もった10cm程度の雪の厚みでも、1.5tの雪の重さがある。
天達気象防災キャスター:
雪の他につららが落ちてくる可能性もありますので、とにかく近づかない、危険だと。雪に慣れていない方は十分お気を付けいただきたいと思います
また、雪下ろしの際の注意点として、国土交通省は以下のことに注意を呼びかけています。
▼命綱やヘルメットなどを着用
▼はしごは足場を確認、しっかり固定
▼作業は2人以上で行う。携帯電話を身に着ける
▼転落した場合の被害軽減のため、建物周辺に雪を残す
▼雪に巻き込まれないよう、屋根の上から雪下ろしする
▼晴れの日など気温が高い日は特に注意
天達気象防災キャスター:
気温が上がると雪がゆるむので、雪下ろしはしやすいのですが、同時に危険が高まる。
特に1日の中でも日中12時~15時くらいが特に気温が上がるので、この時間帯は特に注意するか、できれば午前中に雪下ろしなどをされた方がいいかなと思います。
天達気象防災キャスター:
ただ、この週末また大雪になる可能性が出てきているんです。なので、できる限り4日、5日のうちにどれだけ雪下ろしができるかがポイントになりますので、しっかりと安全を確保した上で、みんなで声をかけあって。
ちなみに6日も気温が上がるのですが、青森や北海道は荒れた天気になるんです。結構大雪の前の暴風雨になる可能性があるので、屋根の上はちょっと危険になると思いますから、4日、5日にできるだけ雪下ろしを完了できるように、大変かとは思いますがぜひお願いします。
(『サン!シャイン』 2026年2月4日放送より)
