1月20日、いよいよ列島に襲来した今季最強にして最長の“居座り寒波”。
青森・酸ヶ湯を車で移動すると、目の前は真っ白。数十m先が見えないほどの視界の悪さとなっています。
青森・蓬田村では乗用車やトラックなど7台が絡む事故が発生。各地で事故が多発する事態になっています。
そんな中『サン!シャイン』は、温泉やスキーを楽しもうと多くの観光客が訪れる新潟・湯沢町で、“日本有数の除雪の難所”といわれる地域の除雪に挑むプロ集団に密着取材しました。
連係プレーで一気に除雪
1月20日、午前8時前にミーティングが行われていました。
文明屋 土木部工務課・曽根康博さん:
おはようざいます。1月20日のミーティング始めます。今日は日中朝帯が(積雪)7cm。
彼らは国から委託を受けている“除雪のプロ集団”です。
作業するのは、関東と新潟を結ぶ国道17号の約14kmの区間。
そこは、急な坂とヘアピンカーブが連続する日本有数の除雪の難所です。
20日は9台の除雪車両が一斉に出動しました。
その中の1台 「除雪グレーダー」は、ブレードを使って路面に積もった雪を路肩へと押しやる主力車両です。
出動した除雪グレーダーの中では…、
操作する作業員「左、確認お願いします」
同乗する作業員「左、大丈夫です」
操作する作業員「はい、出ます」
作業員2人が乗り込み1人は操作。もう1人が周囲の安全確認などを行います。
除雪作業中の様子は…、
取材スタッフ「急勾配の坂道をくねくねと曲がりながら雪をかき出しています」
ブレードを含めた車幅は約4m。特に道路の幅が狭い橋の上では、数ミリ単位の繊細な操縦が必要となります。
広い道路では2台の車両で作業。前方を走る1台が雪を道路の中央にかき出し、それを後続車が道路の脇へと押しやる連係プレーで一気に除雪します。
除雪以外の仕事も…「つらら」を落とす細かい作業
厳寒の地で、道路の安全を守る仕事は車両を使った除雪だけにとどまりません。
「除雪歴45年」のベテラン作業員が向かったのは…トンネル。
真冬のトンネルには事故を引き起こしかねない危険な物があるといいます。
除雪歴45年ベテラン作業員「あそこにも」
指さした先にあったのは、つららです。
専用の棒を使い、天井からぶら下がるつららを次々に落とします。
ベテラン作業員「“つらら落とし”ですね。一般車両に当たらないために」
20日の湯沢町の最低気温は-3.5℃。山間部のトンネル内にはつららができやすく、走行中の車に落下しないよう事前に落としておく必要があります。
文明屋 土木部工務課・曽根康博さん:
国道17号は、ここが唯一関東圏から新潟県へ行く幹線道路なので、絶対に止めることなくやる。
こうした人々によって雪国の交通は支えられているのです。
今週いっぱい停滞する“今季最強最長寒波”。
21日は東京都内でも雪が降る可能性があり、一層の注意が必要です。
(『サン!シャイン』2026年1月21日放送より)
