10日土曜日の午前4時前、最低気温2.8℃の冷え込む中、横浜市の住宅街に長い行列ができていました。
寒さに耐えながら並ぶ人たちのお目当ては…「ラーメン」。
午前4時に営業を開始する“昼夜逆転”の人気家系ラーメン店「どんとこい家」。
始発電車もまだ動きだしていない時間にもかかわらず、開店と同時に店内は満席となりました。
「どんとこい家」飯塚祐太店長:
何か日本一になれるものを探していたんですね。“日本一早い店”ってインパクトあるなと思って、人が寝ている時間に働くしかないと思って。
オープン当初は午前11時から営業するも、来客は1日30人程度だったといいます。
そこで店主は、午前4時からの営業に変更。すると、朝から濃厚な家系ラーメンが食べられると評判になり、1日200人以上が来店する人気店に。
午前4時から午前8時限定の、半ラーメンと肉のせライスがセットになった朝限定メニューも用意。
“朝ラー”が楽しめる店として、SNSなどでもクチコミが広がり、連日朝から行列が絶えないといいます。
密着!深夜の歯科医院 あえて夜診療を行う院長の思い
人々のニーズに合わせて、あえて営業時間を“昼夜逆転”させているのは、飲食店だけではありません。東京の渋谷駅前で、深夜にもかかわらず明かりがともっている場所がありました。
午後10時から翌朝5時まで夜間診療している、「さくらプラチナム歯科」です。
全国にある約6万8000件の歯科診療所のうち、深夜帯に診療しているのは、わずか0.1%。一体どんな人が訪れるのか、『サン!シャイン』は朝まで密着取材させてもらいました。
夜間の時間帯を担当するのは、昼間も診療を行っている、田島義久院長。
夜10時になると、早速一人の患者が訪れます。
朝から痛みがあり、仕事中に痛みが増したため、仕事終わりに来院したという男性。
田島院長は素早くレントゲン撮影をすると、痛みの原因だった親知らずの抜歯を行いました。
仕事終わりに来院した男性:
(治療は)めちゃくちゃ痛みもなかったので、仕事後に診ていただけるっていうのはありがたいと思いました。
続いてやってきたのは、少し焦った様子の20代女性。
歯が欠けた20代女性:
がっつり根元から(歯が)欠けてしまって…。今まで生きてきた中での“大ハプニング”、絶望を感じて…。
なんと、お菓子を食べていたら突然前歯が欠けてしまったといいます。接客業で、翌日も仕事のため、なんとか今日中に直したいと、朝までやっているこちらの歯科にやってきました。
見た目の問題もあるため、院長は仮歯を入れる応急処置を提案。
15分ほどの処置を終えると、欠けていた部分に自然な仮歯が入っていました。
歯が欠けた20代女性:
あ、ある。歯が!うれしい!ありがとうございます。見てくださいこれ、ちゃんと歯がある!
夜も更けた午前1時頃、来院したのは埼玉から終電でやってきたという男性です。
埼玉から来院した男性:
歯痛と関連痛で、目とあごが痛くて…ちょっとどうにも、我慢できずに。
診察を行うと、虫歯が進行し歯の神経に炎症が起きていました。すぐに痛みの原因である神経を抜く治療を施します。
なぜ昼間の診療も行っているのに、夜間診療を続けているのか。
そこには、院長が駆け出しの頃に経験した、“ある出来事”がありました。
「さくらプラチナム歯科 渋谷」田島義久院長:
(開業した頃)夜にお父さんが子どもさん抱えてきて、「子どもの歯が抜けた、なんとか治してほしい」と。
夜間に訪れた親子の患者。痛みを訴える子どもの治療を経験したことで、急なトラブルにも対応できるべきでは?と夜間診療を始めたといいます。
さらに、もうひとつ…。
「さくらプラチナム歯科 渋谷」田島義久院長:
僕自身、4年前にがんになって…、いつ体調が悪くなって、やめないといけないときが来るかもしれない。なるべく働けるうちに、自分の好きな歯医者っていう仕事をやりたいと。
4年前に発症したステージ4のがん。治療は成功しましたが、再発の恐れもあるなかで、「少しでも好きな歯医者を続けたい」そんな思いがあるといいます。
田島院長は、一人でも多くの困っている人を助けたいという信念を胸に、今も昼夜逆転の診療を続けています。
(『サン!シャイン』 2026年1月12日放送より)
