今、多くの企業が導入しているという「ペット同伴の勤務」。
数年前から富士通などの大手企業も導入し、求人サイトで「ペット同伴」で検索すると、その数は800件を超えています。
ペット同伴の勤務とは…『サン!シャイン』が実態を取材しました。
“ノリ”で始まったペット同伴 今は猫がビジネス貢献も
IT企業に出勤する 細川真樹子さん「おはようございます」
取材スタッフ「よろしくお願いします」
IT企業で働く細川真樹子さんが、一見不自然な大きさのリュックを背負い向かったのは職場のあるオフィスビル。
到着後、リュックを降ろすと…中から出てきたのはかわいい猫たち。
実は細川さんの会社はペット同伴勤務OKの会社です。
ファーレイ株式会社・細川真樹子さん:
もともと猫のいる会社っていうのと、同伴出勤できるっていうのも知った上で入社しました。入社して余裕ができたら(自分でも)飼いたいなと思っていたので。
細川さんが勤務するファーレイ株式会社では、ペット同伴の社員には、「猫手当」5000円を支給。「猫が病気になった場合社員全員で介護する」など徹底的にケアしているといいます。
そもそもファーレイが「ペット同伴勤務OK」を始めたのは25年前。
ファーレイ株式会社・福田英伸代表:
立ち上げ当時にいたメンバーが猫を連れていまして、小さい会社だったので“遊び半分”と言ったらあれですけども…「猫連れてきちゃいなよ」っていうそのノリですね。
“ノリ”で始まったというペット同伴。今は5匹の猫が“社員”として在籍しビジネスにも貢献しているといいます。
福田英伸代表:
お客さんの中で猫が好きな方がいらっしゃって、そこで会話が弾んで商談がまとまったり、仕事が進んだりするっていうことは結構あります。
一方、きまぐれな猫ならではのハプニングも。
福田英伸代表:
「(お客さんから)システムつながらないですけど」って言われて、よくよく見たら猫がコンセント引っこ抜いてたってこともありました。「またですか?」みたいな感じ。まあ、お客さんもわかってて笑い話で済んじゃいますけど。
“犬吸い”とは…反響呼び求人応募者数10倍の会社
にゃんこがいる会社もあればわんこがいる会社も。
続いて『サン!シャイン』が向かったのはペットフードなどを手がける株式会社バイオフィリア。
働く社員たちの傍らには大小様々なわんこたちの姿が。
ペット同伴での出勤を認めた理由を代表に聞きました。
株式会社バイオフィリア・岩橋洸太代表:
わんこと暮らしていた時に、やはりお出かけをするとものすごい寂しがるんですよね。何でしょうね…心残りというか。
自身の愛犬に寂しい思いをさせた経験からペット同伴を認めたという岩橋代表。
しかし思わぬ苦労もあったそうです。
岩橋洸太代表:
来客があったタイミングでずっと吠えてしまうみたいなところはありましたね。
対策としてトレーナーによる講習を実施。今では吠えることも少なくなり、“社員犬”として会議にも参加しています。
バイオフィリア社員(女性):
商品開発部で実際に品質チェックをする時があって、その時にみんなで食べさせて食いつきのチェックはしています。
バイオフィリア社員(男性):
行き詰まった時そっちにちょっと行って、場を和ませてくれる存在みたいなところなので。本当にビックリするぐらい静かなので。
さらにドッグランの設置や毎日の清掃など、「犬と人の共存」に力を入れているそう。
そんな思いに応えたのか、“犬たちからの恩返し”が。
岩橋洸太代表:
私が“犬吸い”をしているところが、ちょっとお恥ずかしながらバズってしまいまして…。
それは去年5月、Xに投稿された“謎”の写真。そこにはフロアの真ん中で横たわり、犬に抱きつく岩橋代表の姿が写っていました。
この“犬吸い”が大きな反響を呼び、現在の閲覧回数は514万回超え。
その結果、「わんこと働ける職場」として求人の応募者数が10倍になったといいます。
代表の日課だという“犬吸い”について聞きました。
――その子(犬)が“犬吸い担当”なんですか?
岩橋洸太代表:
この子は“吸いがい”があるので。
――…“吸いがい”とは?
岩橋洸太代表:
なんだろう…
――“犬吸い”している時は何を考えてるんですか?
岩橋洸太代表:
あの…前、それを質問されたことがあって、「こういうイメージです」って送ったのが一面の花畑。チューリップが咲いてるようなのが、頭の中ですね。
バイオフィリア社員(男性):
普通ではないと思ってますけど、慣れました。
バイオフィリア社員(女性):
「あ、やってんな」って思います。
――それぐらい日常ですか?
バイオフィリア社員(女性):
入社した時はびっくりしたんですけど、もう日常ですね。
“ニャンとも”“ワンだふる”な環境でペットと人が共存しているようです。
(『サン!シャイン』2026年1月9日放送より)
