日本時間の20日朝に行われたフィギュアスケート女子フリー。
今シーズン限りで引退を表明している坂本花織選手(25)は、オリンピック最後の4分間を演じきり、銀メダルを獲得しました。
演技後、中野コーチと抱き合うと思いがあふれ…最後には涙と最高の笑顔で現役最後の大舞台を締めくくりました。
樋口新葉さんと織田信成さんが語る坂本選手の五輪ラストダンス
『サン!シャイン』は、坂本花織選手と親友で、共に今シーズンでの引退を表明している樋口新葉さんと、元日本代表の織田信成さんに話を聞きました。
谷原章介キャスター:
親友でもあり、長い間一緒にスケートをして戦ってきた坂本選手の最後の演技、どうご覧になっていましたか?
樋口新葉さん:
全体を通してすごくグッとくるものがありましたし、少しジャンプでミスをしてしまったところはあったんですけれども、そんなの忘れてしまうくらいのすごく感動する演技で、私も泣いてしまいました。
谷原キャスター:
引退を宣言した上で競技に臨んでいるわけじゃないですか。プレッシャーは相当だと思うんですけども、そんな中見事にやり切ったなと思いました。
樋口新葉さん:
メダルだったりとか周りからのプレッシャーとかもすごくあった中で、一番は多分、自分自身がこのオリンピックで納得のできる演技をするということのプレッシャーがすごく大きかったと思いますので、苦しい悔しい部分というのは大きいのかなというふうには感じるんですが、それでも銀メダルですし、本当に素晴らしい演技だったことには変わりないと思いますので、本当に胸を張ってほしいなと思います。
織田信成さん:
めちゃくちゃ立派な銀メダルだと思います。もっとできたっていうところは確かにあったと思うんですけど、団体戦から含めてこれで4回目の演技ということで、本当に日本のためにもすごく頑張ってくれましたし、素晴らしいフリースケーティングだったと思います。
インタビューでは、涙が止まらず…このように語っていた坂本選手。
――最後のオリンピックを終えた気持ちは?
坂本花織選手:
うーん…なんか…力が最後まで100%出し切れなかったのがすごく悔しいんですけど、でも、これだけ悔しい思いをしても、銀メダルを取れたことがすごく…今までの頑張りが実ったのかなと思います。
――演技が終わった後、中野コーチに駆け寄った時の思いは?
できなかった分が、優勝を逃してしまった点数分だったので、それがもう…すごく苦しくて、涙が出ました。
――2大会連続のメダルの思いは?
銀メダルで悔しいって思えるぐらい成長したのかなと思うので…。
佐々木恭子キャスター:
あの言葉が坂本選手らしいなとも思いました。
織田信成さん:
僕たちも「金メダル取れるんじゃないか」っていう期待感こそが坂本選手がこれまでこの4年間積み上げてきたものなんだろうなという気がします。
谷原章介キャスター:
(演技が)終わった瞬間に、いつものはじけるような笑顔とかガッツポーズは出なかったけれども、滑った後にうんうんってうなずいてらっしゃったじゃないですか。あれは、「失敗はあったけどできる限りのことをやりきれた」っていうことなんですか?
織田信成さん:
おっしゃる通りで、ミスが出た後に3連続のジャンプがあって、そこでまたミスが出てしまっても本当はおかしくないんだけど、そこをちゃんと引きずらずに、きちんとそこまでやれた。だから「ミスを最小限で抑えられた。うーん、まあ、まあ…」っていう。本当に悔しさと納得する部分とっていううなずきだったかなと思います。
谷原キャスター:
今回のフィギュアの日本チームをまとめて、本当に明るく盛り上げてくださったっていう印象があるんですけども、坂本選手はどんな方なんですか?
樋口新葉さん:
いつも周りのことを気にしてくれて、すごく明るい。本当に周りを明るくしてくれる選手なので、いると安心しますし現場が明るくなるような存在ですね。
渡辺和洋アナウンサー:
樋口さんも坂本選手と共に今シーズン限りでの引退ということですが、何か引き際についての話をしたりということはあったんですか?
樋口新葉さん:
辞める時の話っていうのは発表前からちょっとしたりはしてたんですが、このシーズン最後って決めて2人で頑張ろうっていう話はしていたので、今シーズンすごく私も頑張れました。
「ライバルでありながらも尊敬できるような存在」
谷原キャスター:
改めて振り返って、坂本さんとどういう思い出がありますか?
樋口新葉さん:
うーん…本当にいろんな思い出があるんですけど、ライバルとしてずっと戦ってきて一緒にオリンピックも出させてもらって、メダルも一緒に取らせてもらって、すごくライバルでありながらも尊敬できる存在だったので、ずっと頑張ってこれましたし、今回のオリンピックを見て本当にかっこいいなと思いました。
今大会中も坂本選手とメールでやりとりをしていたという樋口さん。
〈メールのやりとり〉
坂本選手「やっぱり新葉もミラノに来てほしかった」
樋口さん「試合見ているから応援しているよ」
坂本選手「ありがとう ガンバル!」
樋口新葉さん:
「ミラノに来てほしかった」っていうのを言ってもらえたんですけども、「モニターから見てるよ、応援してるよ」っていうのを伝えて、ショートの日も「見守ってるからね」っていうのは伝えさせてもらいました。
渡辺和洋アナウンサー:
坂本選手にどんなメッセージを送りたいですか?
樋口新葉さん:
もう、「ありがとう」っていう気持ちだけですね。本当によく頑張ったなというふうに思いますし、すごいたくさんの感動をこの2週間でもらったので、本当にありがとうっていう気持ちです。
(『サン!シャイン』2026年2月20日放送より)
