18日、今季最強の寒気が流れ込んだ日本列島。
青森県では、今シーズン全国で初めての「大雪警報」が発表され、車の立ち往生が相次いで発生しました。
“今季最強寒気”で相次ぐ車の立ち往生
『サン!シャイン』が青森市内を取材すると…降り積もった雪で路面が見えなくなっています。
取材スタッフ:
あちら100mほど先でしょうか、車が数台止まっています。
――車はどうされたんですか?
運転手:
滑ってスタックして、今ロードサービス呼んでいるんですよ。
その先でも2台のワゴン車がスタック。スリップしたのか、路肩に降り積もった雪に突っ込んで止まっています。
立ち往生した車の運転手:
下がアイスバーンになっていて動けなくなっちゃって…。
大分で大規模火災 寒波による強風・乾燥の影響も?
“最強寒波”の影響は、大雪の降った北日本だけではありません。
大分市では、住宅など建物170棟以上が延焼する大規模な火災が発生。
消防車10台以上が出動しましたが、複数の建物に延焼し、付近の住民とみられる70代の男性1人と連絡が取れなくなっています。
なぜこれほど被害が拡大したのか、火事の現場に居合わせた男性に話を聞くと…。
火事の現場に居合わせた男性:
強風が吹いていて火の粉が飛んで、山に燃え移って、神社にも燃え移った感じですね。
最近、気温が下がってきだして、だいぶ乾燥してきたかなとも思っていたんですけど。
18日、「強風注意報」が出され、最大瞬間風速は12m/sを超えていたという大分市。寒波による強い風の影響で、火災が拡大した可能性があるといいます。
3連休の天気・気温は?
――大分市の火災が拡大したのは、寒さが厳しくなって乾燥の影響も大きい?
天達武史気象防災キャスター:
大きいですね、日本海側でこれだけこの時期に大雪が降りましたから、そこで全て降らしちゃって、太平洋側には本当にからっとした風しか入ってこないんです。東京も今季初めて乾燥注意報が発表されました。
寒気自体も強くて、年末ぐらいにやってくるような寒気が地上から上空まで流れ込んでいます。
この寒気が連休にかけてどういう動きをしてくるのかというと、あす20日(木)の後半、寒気がぐっと北上します。その後また北日本を中心に22日(土)に流れ込んできて、連休の後半にかけては寒気が北上して暖かい空気に包まれます。寒暖差が非常に大きくなります。
22日(土)~24日(月)の気温の変化をみると、きょう19日(水)・あす20日(木)はまだ寒いんですけれども、札幌から福岡にかけて結構気温が上がってきます。福岡は最高気温20℃近くまで上がります。
このあとも乾燥した状態・晴れ間が続くのでちょっと大分が、心配なんですよね。
朝は寒くても東京は11月上旬並みまで気温が上がってきます。
24(月)は今の予報だと各地曇り時々晴れなのですが、連休最終日は天気崩れる可能性が出てきました。お出かけするなら土曜・日曜がおすすめです。
札幌は市内でも大雪になったところがあったんですけども、北海道はこのあと気温が一気に上がって、今度は水たまりができたり路面状況が非常に悪くなるのでお気をつけいただきたいと思います。
(『サン!シャイン』 2025年11月19日放送より)
