藤沢の捜査のなかで、商社勤務時代に泉が闇金から借金をしていたことが発覚。極焔会が経営する闇金のせいで泉は商社をクビになり、そのままトクリュウに引きずり込まれていた。
一方、由起子と遠藤康孝(齋藤璃佑)は、瓜谷たち実行役の3人が蘇我の家から逃げていくドライブレコーダーの映像が、“ある人物”に渡っていたことを突き止める。
由起子の話から事件の真相を察知し、瓜谷の身に危険が迫っていることを見抜いた碇は湾岸署へ。しかし篠宮の働きかけにより、瓜谷は既に釈放されていた。
ハーフムーン殺人事件の犯人は…篠宮(野波麻帆)だった!?
瓜谷を尾行していた篠宮より一足先に、由起子が瓜谷を保護。礼子たちとともに瓜谷のもとに駆けつけた碇は、ハーフムーン殺人事件の犯人が篠宮だと言い放つ。
篠宮との交際を続けるため、極焔会から足を洗うことを決意した途端、殺されてしまった蘇我。絶望した篠宮は、自らの手で蘇我を殺した犯人に復讐するために証拠を隠匿し、今回の事件を起こしたのだ。
最初から事件にきな臭いものを感じていたという碇を前に、観念した様子を見せていた篠宮。しかし、碇が手錠を出そうとした隙を狙って瓜谷に向かって発砲した。
ギリギリのところで篠宮の銃口を逸らすことに成功した碇は、蘇我を殺した真犯人は泉だと篠宮に告げる。
蘇我にトクリュウから抜けるよう説得され、すべてを奪われたように感じた泉は、逆上して蘇我を殺害。その後、捜査の目をかく乱するため、実行役の3人に蘇我の家に忍び込むよう命令を出していた。
「感情で動くヤツはダメ」とあれほど言っていたのに…碇に諭されて崩れ落ちる篠宮。玉虫署長は取り調べ中も塞ぎ込んだ様子の篠宮を心配するが、碇はすべてが終わったら罪を償うつもりだったという篠宮の思いをも見抜いていた。
同じ頃、日下部は母が自分の死期に気づいていることを知り愕然。そして、母への思いをさらけ出し、礼子の心が碇との間で揺れていることまで認めたうえで、「俺を選んでくれ」と3度目のプロポーズをする。
しかし、篠宮とのやり取りのなかで、碇の存在の大きさを自覚した礼子は、答えることができず…。

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