皆さんは、「ワンプレート冷凍食品」という商品を知っていますか?

『サン!シャイン』が男女100人に調査を行ったところ、約43%の人が「知っている」と回答。特に30代以上の認知度が高い結果となりました。

そんな、「ワンプレート冷凍食品」の魅力を探るべく、宮澤智アナウンサーと最新の冷凍食品を取材しました!

栄養バッチリ!値段も財布に優しい「ワンプレート冷凍食品」

今回、調査にやってきたのは、神奈川県川崎市にある「@FROZEN(アットフローズン)」。

取り扱っている冷凍食品は、なんと1500品目以上!
その中でも人気急上昇中なのが、ごはんやおかずなど、複数の料理がセットになっていて、1回の温めで一食分のごはんが全てそろう、「ワンプレート冷凍食品」です。

値段も500円前後のものが多く、大変リーズナブル。2024年の販売金額は130億円で、7年前と比べ市場規模は約12倍に拡大。今、急成長を遂げている「冷凍食品界のトレンド」なんです。

そんな「ワンプレート冷凍食品」の人気の秘密を教えてくれるのは、44年間・年365日冷凍食品を食べ続けているという、冷凍食品のプロ・山本純子さん。

冷凍食品のプロ・山本純子さん:
さぁご飯食べようって時に、ご飯炊いておかず作って、副菜もおつゆも…って言ったら大変ですよね。それがワンプレートだと、1回のレンチンでご飯も主菜も副菜も全部そろっちゃうんです!
皆さん冷凍食品は、栄養とれないんじゃないかって思ってらっしゃるんですけども、急速凍結した時に、栄養成分そのまま保っているんですよ。作り立ての栄養がそのまま皆さんのお手元に届くと。

例えば、トップバリュ「おろしハンバーグと香味醤油パスタ」は、主食の醤油パスタに加え主菜の和風ハンバーグ、そして副菜の野菜を含めて、10品目の食材を使用しているため、栄養バランスもばっちり!

他にも、「ワタミの宅食」シリーズは、管理栄養士が設計した栄養バランスを考えたメニューがワンプレートになっています。

宮澤智アナウンサー:
管理栄養士がメニューを設計!これはじゃあもう栄養管理もしてもらえるってことですね。
私も、ワンプレートの冷凍食品を以前一定期間サブスクで利用していたことがあったんですよね。お皿に一回一回移さなくていいっていうのもいいですよね、洗い物も減る。

さらに、宮澤アナが驚いたのはその価格。トップバリュのワンプレート冷凍食品シリーズは、税込み321円(※2025年11月現在)と圧倒的な安さを実現!

冷凍食品のプロ・山本純子さん:
このチーズカレーとハンバーグが、めちゃくちゃ売れているんです!

宮澤アナ:
山本プロ!(税抜き)298円じゃないですか!
たくさんストック買っていきます私!!持って帰れる分だけ。

“全ての料理を最高の状態に”おいしく提供するための工夫

冷凍食品のプロ・山本純子さん:
何げなくワンプレートで“ごはんとおかず”ってのっていますけども、これを1回のレンチンで全部うまく仕上がるっていうのは、とっても大変なことで。そこに開発者の技術開発努力がつまっているんですよね。

“同じ温め時間で全ての料理を最高の状態に”
その難題を乗り越えた「開発の秘密」を探るべく訪れたのは、他社に先駆け10年以上前に一食完結型の商品開発を開始した“ワンプレート冷凍食品のパイオニア”「ニップン」本社です。

株式会社ニップン マーケティング本部
商品開発部 主席・野田淳一さん:

それぞれの食材が最もおいしい具合にどう温めればよいのか?というところに一番苦労しました。試作の中でも一番苦労したのが、この『トレーの形状』ですね。このトレーに秘密があります。

株式会社ニップン 野田淳一さん:
電子レンジの電磁波は、特に角張ったところが一番温まりやすい。ですので、冷たいところと熱いところというのを、できるだけなくすようなトレーの形状といったところで、こういうところを傾斜にしていたり、そういうふうな工夫をしております。

熱が集中しやすいトレーの仕切りの角を落として、傾斜をつけることで、温めムラを抑えることに成功。トレーの中の配置にもおいしく食べられる工夫が…。

株式会社ニップン 野田淳一さん:
温めるとすごく美味しい食材を一番温められる場所に。それほど温まらなくてもおいしく召し上がれるという食材は、それほど温まらない場所にというふうに、配置に工夫してですね、一番おいしく食べられるような工夫をしております。

ベストな位置に食材を配置することで、同じ温め時間で全ての食材を最高の状態に。工場では、ただしい食材の位置になるようにひとつひとつ手作業で配置しています。

おかずだけでなく、ご飯にも工夫を凝らしています。

株式会社ニップン 野田淳一さん:
一回炊いて、冷凍してレンジアップすると、パラパラになっちゃいますよね。それがパラパラにならずふっくらするように、冷凍する前の調理は加水、水の量とか炊き方を調整して工夫しています。

「ワンプレート冷凍食品」の人気の裏には、様々な開発努力がありました。

(『サン!シャイン』 2025年11月11日放送より)