12月31日(水)、歌舞伎の名門・中村屋に密着取材する年末恒例のドキュメンタリー特番『密着!中村屋ファミリー 勘九郎の涙 七之助の結婚 歌舞伎の絆…宿命の大舞台SP』が放送されます。
走り続ける中村屋ファミリーの2025年に迫る
十八世中村勘三郎さんが、まだ勘九郎を名乗っていた1990年に始まり、六代目中村勘九郎さん(44)や二代目中村七之助さん(42)が幼少のころから35年以上続く人気シリーズ。
26作目となる今回は、七之助さんが生涯の伴侶を得て開かれた、豪華かつ温かい結婚披露宴の一部始終をカメラが記録し独占披露、新しく中村屋ファミリーに加わった妻・杏奈さんの姿も映し出します。
また、勘九郎さんは、歌舞伎座『仮名手本忠臣蔵』四段目の塩冶判官に初役として臨みました。「歌舞伎役者をやっていて本当によかった」と語るほどの大切な役。楽屋に漂う張り詰めた空気からは並々ならぬ覚悟が。くしくもそんな大舞台の初日、中村屋にとって非常に大きな悲しみの知らせが届きます。
勘九郎さんの二人の息子、勘太郎さんは14歳、長三郎さんは12歳に。身長が170cmを超え文字通り急成長の勘太郎さんは、本格的な女方や激しい立ち廻りのある武士の役に挑みました。
一方の長三郎さんも大奮闘。劇作家・野田秀樹さんが脚本・演出する歌舞伎の舞台では、自らアピールもして特別な役をつくってもらい、名優たちに交じって熱い稽古に臨みました。
もう一人、勘三郎さんに「三人目の息子」として認められた“部屋子”の中村鶴松さん。
映画『国宝』(2025年・東宝)でよく知られることとなった部屋子という存在から、自主公演を開催するなどして大きな役に挑み続け、ついに幹部昇進がかない「中村舞鶴」という新しい名を初代として襲名するというニュースが飛び込んできます。
大きな喜びと深い悲しみの中で奮闘する中村屋ファミリーの1年を、今年も届けます。
「語り」は勘三郎さん、七之助に“ゆかり”のある星野源が担当!
今回、番組の「語り」をつとめるのは、音楽家で俳優の星野源(44)さん。
七之助さんとは友人関係であるだけでなく、ヒット曲『化物』は、亡き勘三郎さんを思い書かれたという“ゆかり”も。
『密着!中村屋ファミリー 勘九郎の涙 七之助の結婚 歌舞伎の絆…宿命の大舞台SP』は、12月31日(水)12時より、フジテレビで放送されます。
