美沙の人生を奪った身勝手な駒場の行動を糾弾する奈美。逆上した駒場に首を締め上げられ、意識が遠のいていく…。
そのとき、山内が駒場を取り押さえる。続いて、南方と掛川も駆けつけ、奈美は保護された。
桐谷総理（板谷由夏）が奈美（沢口靖子）をDICTに呼んだ理由を語る
防犯カメラの映像を追跡していた清水と田辺が、奈美を乗せた駒場の車を発見し、車が墓地へ向かっていることを特定。その情報により、山内たちが間一髪で奈美の救出に成功した。
奈美は、清水と田辺が必ず防犯カメラの映像から見つけてくれると信じ、駒場が外に出るように仕向けていたのだ。
取調べで駒場は「妹の死の真相を教える」という匿名のメールが届き、警察が美沙を死に追いやったことを示す証拠を受け取ったと証言。その証拠は偽造されたものだったが、駒場は信じ込んでいた。
南方と掛川は、奈美の監禁部屋を監視していた組織のアジトに突入。そこには誰もおらず、奈美をはじめDICTメンバーの詳細な情報が。さらに、アジトの状況を調べていると、パソコンが突然起動し、DICTを挑発する不気味なメッセージ動画が流れ…。
足のケガは骨折には至らず、見舞いに来ていた清水と田辺と喜び合う奈美。
そこに、杏子が現れる。奈美の具合を案じながら、自分が奈美をDICTのメンバーに選んだことを告白する杏子。続けて、情報犯罪の裏には生身の人間がいることを忘れてはならないという考えを明かした。
杏子は情報犯罪を捜査するDICTを設立する際、11年前の自分に「目の前にいる人の普通の毎日を守ることが生きがい」と言った奈美が必要だと判断したのだ。奈美は杏子から「期待しています」と励まされる。
その後、奈美は病室に佐生を呼び出し駒場を操った組織の真の狙いについて、自分の考えを語る。国家を脅かす情報テロの可能性がある、と。
そんな奈美の懸念を、佐生は憶測の域を出ないと、無表情に受け止めるのだった。
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